【技術士講座講師インタビュー/講座の魅力編】スタディング技術士講座

正解のない問いに対し、自分の考えや経験を

わかりやすく相手に伝えられる力を養う


技術士二次試験には論文試験が課されるため、スタディング技術士講座では論文試験対策に特に力を入れています。
受講生から送られてきた論文問題の答案には丁寧にコメントを入れ、かつスピーディーな回答を心掛けているという匠 習作先生。

今回はそんな匠先生に、スタディング技術士講座の魅力について伺いました。


技術士試験受験者は第一線で働くエンジニア。そんな忙しい人がスキマ時間に学習できるシステムがスタディングの魅力。

――スタディング技術士講座にはどんな特徴や魅力がありますか?

机の前に座ってテキストをわざわざ開かなくても、動画や音声で学べることですね。

技術士試験の受験生の多くは第一線で働いているエンジニアなので、毎日遅くまで残業したり土日も出勤したりされている方も少なくありません。「時間が有り余っているから技術士試験を受けよう」という受験生はいないんですよね。

そのため、通勤時間や休憩時間などちょっとしたスキマ時間で学べるのがとても魅力だと思います。


論文問題が出題される技術士試験。受講生さんの考える力を養うような話をすることも心がける。

――匠先生がこだわっていらっしゃるポイントはどこですか?

動画で話す内容にはこだわっていて、受講生さんの考える力を養うようなお話をすることを心がけています。

技術士試験は約6~7年に1度傾向がガラっと変わること、毎年微妙に問題が変化することもあわせてお伝えしていますね。 技術士二次試験は論文問題が課されますので、論文の書き方にもとてもこだわっています。

たとえば「結論から先に書きましょう」「こういう方法で書きましょう」のように、文章を書く上でのポイントを講座の動画の中でしっかり説明しています。

なので、まずは添削問題の答案を書き始めるより先に、動画の視聴をしていただきたいですね。

合格できるポイントに絞って動画を作っているので、とてもコンパクトにまとまっていると思いますよ。


論文試験に正解はない。自分の考えや想いを文藻で論理的に伝えられることが大切。

――技術士二次試験は論文試験があるので、文章を書く力をつけることが非常に重要ですよね。

前回もお話したとおり、受講生さんは難関大学を出ている方が多いんです。

つまり、いわゆる受験勉強の勝者が少なくありません。そういう方々は受験勉強といえば暗記をするものだという考え方に陥りやすく、技術士二次試験も過去の模範解答例を丸暗記しようとする方もいらっしゃいます。

しかし、技術士二次試験は、自分の考えや業務の中で解決した課題について文章で説明することが求められる試験です。技術士二次試験で求められる論文問題には正解はありません

課題解決方法や考え方にはさまざまなアプローチ方法があるわけなので、回答は受験生一人ひとり異なっていてもいいのです。
ただ、自分の考えや想いを文章で論理的に伝えるには、論理の階段を一歩一歩順番に上がっていかなければなりません。

なので、論理が一足飛びに飛んでしまったり、ちぐはぐになってしまったりすることなく、自分の考えや想いをロジカルに順序立てて伝えられるようになっていただくことを目指しています。



添削指導は受講生1人1人に合わせてできるだけ早く行う。論文試験は教える側だけでなく、受験者もわかりやすく説明できる必要があることも伝える。

――匠先生は論文問題の添削指導も熱心にされていますが、何か工夫されていることはありますか。

「どうすれば受講生さんに理解してもらえるか」を考えて、わかりやすく伝える工夫をしています。

たとえば、「何をどう書いていいかわからない」という方には「○○さんは何年もこういう実務経験を積んでいますよね。業務の中ではさまざまな課題を解決していますよね。回答をうまく書こうと思わなくてよいので、今まで経験してきたことをわかりやすく書いてください」とお伝えしています。

また、「あなたは○○の業務の責任者を任されることになった。以下の設問に答えよ」という設問では、「後輩のためにマニュアルを作るつもりで書くといいですよ」とお伝えします。

たとえば、実務経験のある自分が実務経験のない後輩Aくんに仕事を指示するシーンがあるとしましょう。このとき「これはこう進めてください」「こういうところに注意してください」「ここの関係者のこういう人たちに事前に連絡しておいてください」「その上でこうするといいですよ」などと伝えると、Aくんも進め方がわかりますよね。 そのように、いかに受講生さんにわかりやすく伝えるかには心を砕いていますし、受講生さんにも、「こちらがわかりやすく読めるような回答を書いてください」といつもお願いしています。


――添削問題を回答する際に心がけていることはありますか。

添削問題は、提出される量にもよりますが、できるだけ早くお返しするように心がけています。

そうでないと、どうしてこのようなロジックで回答を書いたのか忘れてしまいますからね。


――口頭試験対策についてはいかがでしょうか。

動画講義では口頭試験で気をつけるべきポイントについて解説しています。

「試験委員の方とこのようにお話をしましょう」「こういうことはNGなので気をつけましょう」「こういう服装で行きましょう」など基本的なことを動画で説明しています。

また、想定の質問に対して解答例を示しながら、「きちんと説明したことに沿った考え方ができている」ということを動画で見せるようにしています。


出題テーマの予想はしない。技術士試験には自分の頭を使って勝負してほしい。

――試験問題に出そうなテーマ予想はしないのですか?

「今年はどんなテーマ・問題が出ますか」などのお問い合わせはとても多くいただきますが、予想はしません。

基本的に「予想するのはやめましょう」「自分の頭を使って勝負しましょう」と伝えています。
ただ、「だいたいこんなものが出るので、それについては自分の考えを持っておいてください」ということは言います。

3月末から4月に問題を作るので、その時期にニュースで話題になったことは出る可能性がありますね。


ニュースでも取り上げられるような大きな問題について、技術士として積極的に意見ができるような人材を多数輩出できるように、CPD(継続研鑽)の支援をやっていきたい。

――今後の展望について教えてください。

技術士試験に合格した方向けに、CPD(継続研鑽)の支援をやっていきたいですね。

CPDとは、技術士が資格取得後も技術士資質の向上を図り、継続して研鑽を続ける制度のことです。
さまざまな学会ではそのような講座を開講していますし、私も日本機械学会のセミナーなどでそういうお話をしています。

まだ構想段階ではあるのですが、私の得意分野である技術史や技術者倫理のことや、ものづくりにまつわる時事問題について解説する内容を考えています。

特にニュースでも取り上げられるような大きな問題について、技術士として積極的に意見ができるような人材を多数輩出していきたいですね。


【匠講師インタビュー】一覧

①匠講師の魅力
③合格のポイント
No Image プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

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