2026/07/16
7月20日の筆記試験まで、残りわずか4日となりました。
これまで仕事の傍ら、眠気や疲労と戦いながら机に向かい、論文を練り上げてきた皆さま、本当にお疲れ様でした。
まずはここまでたどり着いた自分自身を、大いに誇ってください。
試験を4日後に控えた今、皆さまに最も伝えたいメッセージは一つだけです。
「ここから先は、勉強よりも体調管理を最優先してください」
技術士の筆記試験は、知識量だけでなく、強靭な体力と集中力が求められる、まさに「知的なフルマラソン」です。
残り4日間の過ごし方が、当日のパフォーマンス、そして合否を大きく左右します。
最高のコンディションで決戦の朝を迎えるための最終準備を、ステップバイステップで確認していきましょう。
技術士試験の恐ろしさは、その圧倒的な試験時間の長さにあります。
1時間の昼休みを挟みつつも、午前から午後にかけて「合計5時間半」もの間、極限の集中力を保ち続けなければなりません。さらに、手書きで埋める解答用紙は「合計9枚(5,400文字)」に及びます。
これは、普段の業務でPCを主体としている私たちにとって、身体的にも精神的にも凄まじい負荷がかかる、異次元のタスクです。
どれほど頭の中に素晴らしい論文の設計図(骨子)が眠っていても、それを当日の夕方まで維持できる「スタミナ(本番体力)」が切れてしまえば、3枚目の途中で論理が破綻したり、文字が乱れて採点官の認知負荷を爆発させたりする原因になります 。
ですから、今この時期に睡眠時間を削って新しいキーワードを詰め込むような「勉強体力」の使い方は、完全に逆効果です 。これからは、当日100%の力を出力するための「本番体力」を蓄える期間へと、完全に頭を切り替えてください。
人間の脳が起床してから最高のパフォーマンスを発揮する(頭が冴える)までには、少なくとも2〜3時間かかると言われています 。試験開始は午前10時です 。つまり、当日の朝7時にはすっきりと目覚めている状態を作っておかなければなりません 。
残り4日間で、以下の「本番モード仕様」へ生活リズムを同調させてください 。
・朝7時までの起床を徹底する: 夜型の生活を続けてきた方は、今日から毎日15分〜30分ずつ就寝と起床を前倒しし、身体を本番のリズムに慣らします 。
・「難問」を午前10時に眺める: 直前の数日は、一番頭を使う作業(過去問の骨子確認など)を、本番の試験開始時間である午前10時に合わせて行ってみてください 。脳に「この時間帯が勝負所だ」と記憶させるのです。
・6時間以上の睡眠と糖分の補給: 脳を動かすエネルギー源は「糖分」と「休息」だけです 。朝食は絶対に抜かず、夜間のスマートフォンの使用を控えて、深い睡眠を確保してください 。
試験が近づくにつれて、「まだ足りない気がする」「もし知らないテーマが出たらどうしよう」と、胸が押しつぶされそうな不安や緊張に襲われているかもしれません 。
しかし、安心してください。不安を感じているのは、あなたがこれまで本気でこの試験に向き合ってきた確かな証です 。合格したいという強い熱意があるからこそ、脳が本番に向けて緊張のサインを出しているのです
「緊張して当たり前、みんな同じだ」と、まずはその感情をそのまま受け入れてください 。
そして、もし本番で想定外の初見の問題が出合っても、パニックになる必要はありません 。技術士に求められるコンピテンシー(問題解決、評価、技術者倫理)に基づき、結論を先に述べる短文構成(一文一義)のステップを実直に踏めば、必ず論理的な合格答案の骨格は組み立てられます。
「何でも書ける」完璧な論文を目指す必要はありません。あなたが用意してきた専門知識とエンジニアとしての誠実さを、淡々と原稿用紙に置いてくるだけです。
「人事を尽くして天命を待つ」
社会人としての責任、家庭の役割、さまざまな制約の中で、休日や睡眠時間を削ってここまで歩んできたあなたの努力は、間違いなく本物です。その尽くしてきた「人事」の成果を、7月20日という最高の舞台で発揮するために、いま一度、勇気を持ってペンを置き、身体を休めてください。
当日は、周りの受験生がどんなに優秀そうに見えても関係ありません 。ただ「目の前の1マス、目の前の1行」にすべての集中力を注ぎ込んでください。
あなたが揺るぎない自信と最高のコンディションを持って、7月20日の試験会場に立てることを、私たちは心から応援しています。これまで鍛え上げてきたご自身の力を信じて、堂々と挑んできてください!
スタディングは、あなたの合格の瞬間まで伴走します
試験当日の持ち物チェックや、直前の心構えで迷いがあれば、いつでも講座の最終ガイダンスを確認してください。皆さまが笑顔で試験会場を後にし、「やりきった」と再現解答の作成に取りかかれることを、心より祈念しております 。いってらっしゃい!
| 匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。
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