2026/04/23
技術士第二次試験を受験される皆さま、まずは受験申込書の提出、本当にお疲れ様でした。
4月のこの時期、大きな仕事を一つ終えたような安堵感に包まれている方も多いのではないでしょうか。「業務の詳細」を練り上げ、何度も推敲して書き上げた申込書は、いわばあなたのエンジニアとしての歩みを凝縮した結晶です。それを提出した瞬間、ふっと肩の荷が下りるのは自然なことです。
しかし、ここが最大の落とし穴です。 申し込みを終えた直後に訪れる「燃え尽き症候群」によって、貴重なゴールデンウィークや5月の学習時間が空転してしまう受験生は少なくありません。
毎年ここで途中下車する方が多いのです。
忘れないでください。
願書提出はゴールの準備ではなく、合格への「スタートライン」に立ったに過ぎません。
7月20日の筆記試験まで残り3ヶ月。ここから脳を「執筆モード」から「本番の筆記モード」へと強制的に切り替えるための、3つのスイッチをご紹介します。
これまで申込書を書くために、自分の棚卸しやキーワードの整理など「自分の内側を見つめる作業(インプットに近い思考)」を続けてきたはずです。しかし、筆記試験は「与えられた問いに対し、制限時間内に論理を組み立てる作業(アウトプット)」です。
まずは、今日から「読む」時間を減らし、「書く」時間を増やしてください。
具体的には、過去問を1題選び、いきなり論文を書くのではなく「骨子(構成案)」だけを15分で作成するトレーニングから始めましょう。
ステップ1: 問題文を読み、コンピテンシー(専門的学識、問題解決等)の何を問われているか特定する。
ステップ2: 「課題」「解決策」「リスクと対策」の見出しを立てる。
ステップ3: キーワードを配置し、論理の筋道(ストーリー)が通っているか確認する。
この「骨子作成」を習慣化することで、脳は「知識を蓄えるモード」から「知識を武器として使いこなすモード」へと切り替わります。
普段の業務でPCばかりを使っている私たちにとって、試験本番の「3枚(1,800文字)をひたすら手で書く」という行為は、想像以上に過酷なスポーツです。
申し込みが終わったこの時期に一度、本番と同じ原稿用紙に向かってみてください。おそらく、驚くほど手が動かないことに気づくはずです。漢字が出てこない、手が痛くなる、思ったより時間がかかる。この「危機感」こそが、脳を本番モードに切り替える最強のスイッチになります。
まずは1日15分でも構いません。自分が以前書いた論文や、模範解答を「写経」することから始めてください。手が動くようになると、不思議と思考のスピードも加速していきます。
モチベーションを維持する一番の方法は、やる気に頼らないことです。申し込みが終わった解放感に打ち勝つために、生活環境を「試験直前仕様」に作り替えてしまいましょう。
スマホの待ち受けを「7月20日」までのカウントダウンにする。
出勤前の30分、あるいは帰宅後の1時間を「技術士タイム」として固定し、家族や周囲に宣言する。
スタディングの講座を「BGM」として、移動中や隙間時間に強制的に流し込む。
「今日はやる気が出ないからやめよう」という選択肢を奪うことが、最後まで走り抜けるための秘訣です。
私はこれまで多くの受験生を見てきましたが、この4月末から5月にかけての「初動」が遅れた方は、直前期に非常に苦労されます。逆に、申し込み直後にスイッチを切り替えられた方は、6月に模試を受ける段階で、合格圏内の実力を安定して発揮できるようになります。
わからないことや不安なことがあれば、一人で抱え込まずに、いつでも講座のステップに立ち返ってください。私もあなたの伴走者として、合格まで歩みを止めることはありません。
7月20日、試験会場の席に座ったとき、「この3ヶ月、やれることはすべてやった」という自信を持って問題用紙をめくれる自分を想像してみてください。
さあ、ペンを持ってください。あなたの合格への挑戦は、たった今、再開されました。
| 匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。
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