2026/3/26
技術士試験対策で準備が重要だと言うと、「モチベーションを高めること」と勘違いされがちですが、これは真逆です。
準備とは、やる気が下がっても続く仕組みを作ることです。
モチベーションは必ず波打ちます。これは避けられません。
特に技術士試験のような長期戦では、一度もやる気が落ちない人など存在しません。問題は、やる気が落ちたときにどうなるかです。
準備ができていない人は、やる気が下がった瞬間に止まります。計画も曖昧、進捗も見えない、何をすればいいか分からない。その結果、自己嫌悪に陥り、立て直すのに時間がかかります。
一方、準備ができている人は違います。やる気がなくても、今日やることが明確です。淡々と手を動かします。感情を挟まない。これが合格者の勉強です。
それは、試験当日までの「型」を作ることです。
勉強時間が短い日でも成立する最低限の行動、体調が悪い日の逃げ道、忙しい週の調整方法。これらを事前に決めておくことが準備です。
また、準備段階で必ずやっておくべきなのが、「早めに結果を出すこと」です。完璧に理解してから問題を解こうとする必要はありません。むしろ逆です。過去問や答案練習を早い段階で経験し、「思ったより書ける」「意外と点になる」という感覚を一度でも持つことが重要です。
この経験は、後半に必ず効いてきます。
さらに、自分の状態を客観視できる仕組みも準備に含まれます。勉強の記録を簡単でいいので残す。時間だけでなく、体調や仕事の状況も含めて振り返る。すると、自分がどんな条件で調子を落とすのか、逆にどんな条件で進むのかが見えてきます。これは精神論ではなく、自己管理の技術です。
ここまで読んで、「まだ準備が終わっていない」と感じたなら、それは悪いことではありません。ただし、この状態を長く引きずるのは危険です。
今すぐにでも準備を整え、学習を軌道に乗せることが重要です。
技術士試験は、最後に根性でひっくり返せる試験ではありません。
静かに、着実に、段取りを組んだ人が勝ちます。
準備段階で8割を取りに行く。
それが、技術士試験における最も合理的で、最もエンジニアらしい戦い方です。
| 匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
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