2025/12/18
一言で言うと: 「技術力」と「法令・常識力」
解説:
単にマニアックな知識があるだけでなく、その知識を使って現実の問題に応用できる力のことです。
また、自分の技術だけでなく、関連する法律や制度、自然条件(地形・地質・気候など)を理解していることも含まれます。「技術的には可能でも、法律違反だからダメ」と判断できる力です。
一言で言うと: 「真因の特定」と「あちらを立てればこちらが立たず(トレードオフ)の解消」
解説:
複雑な問題に対して、表面的な現象ではなく「本当の原因(真因)」を見つけ出す力。
そして、コストを下げれば品質が落ちる、便利にすれば安全が脅かされるといった相反する要件(トレードオフ)を整理し、複数の解決策の中からベストな提案をする力です。
解説:
よくリーダーシップと混同されますが、こちらは「資源(ヒト・モノ・カネ・情報・時間)」をうまく割り振る力です。
目的(Q:品質、C:コスト、D:納期など)を守るために、計画を立て、実行し、ズレたら修正する(PDCAを回す)能力を指します。
一言で言うと: 「振り返り」と「次へのフィードバック」
解説:
仕事が終わった後に「やりっ放し」にせず、「結果はどうだったか?」「予想外の影響はなかったか?」を検証する力です。
さらに、その反省点を「次の業務にどう活かすか」まで考えることが求められます。
一言で言うと: 「説明責任」と「伝達力」
解説:
単に仲良く話すことではありません。専門家ではない人(顧客や住民など)や、立場の違う関係者に対して、難しい技術的内容を分かりやすく正確に伝える力です。
相手の言いたいことを正しく理解する「聞く力」も含まれます。
一言で言うと: 「利害調整」と「旗振り役」
解説:
マネジメントが「資源の配分」なら、リーダーシップは「人との関わり」です。
意見が対立する関係者(施主、施工者、住民、役所など)の間に入り、利害を調整してまとめる力です。
「こっちの方向に進むぞ」と明確な方針を示すことも含まれます。
一言で言うと: 「公衆の安全最優先」と「正直さ」
解説:
企業の利益や上司の命令よりも、「人々の安全・健康・幸福(公衆の福利)」を最優先にするという姿勢です。
データを改ざんしない、法令を守る、環境に配慮する、といったプロとしての良心です。
一言で言うと: 「一生勉強」
解説:
技術士になった後も、日進月歩の技術や変化する社会情勢についていき、能力を磨き続ける姿勢です。
【重要】試験対策としてのポイント
特に「マネジメント」と「リーダーシップ」の違いは、試験官がよく見てくるポイントです。
マネジメント = 「モノ・カネ・時間」を管理して、要求事項(QCDS)を満たすこと。
リーダーシップ = 「人(関係者)」を調整して、納得させてプロジェクトを前に進めること。
ご自身の業務経歴や論文を書く際、この2つを明確に書き分けると、評価がグッと高まります。
| 匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。
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