2024/12/05
令和7年度の技術士二次試験大綱が発表されています
11月20日に令和7年度の技術士試験概要が発表になりました。
簡単に紹介します。詳しくは、以下のリンクを参照して下さい。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyu...
1.技術士第二次試験の実施について 科学技術・学術審議会 技術士分科会試験部会
⑴ 技術士第二次試験は、機械部門から総合技術監理部門まで21の技術部門ごとに実施し、当該技術部門の技術士となるのに必要な専門的学識及び高等の専門的応用能力を有するか否かを判定し得るよう実施する。
⑵ 試験は、必須科目及び選択科目の2科目について行う。 出題に当たって、総合技術監理部門を除く技術部門における必須科目については当該技術部門の技術士として必要な当該「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するものについて、選択科目については当該「選択科目」についての専門知識及び応用能力に関するもの、並びに問題解決能力及び課題遂行能力に関するものについて問うよう配慮する。 総合技術監理部門における必須科目については、「総合技術監理部門」に関する課題解決能力及び応用能力を問うこととし、選択科目については、総合技術監理部門を除く技術部門の必須科目及び選択科目と同様の問題の種類を問うこととする。 試験の程度は、科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計等の業務に従事した期間が4年等(参考参照)であることを踏まえたものとする。
⑶ 筆記試験(必須科目、選択科目)及び口頭試験を通して、問題作成、採点、合否判定等に関する基本的な方針や考え方を統一するよう配慮する。 ※鍵括弧付きの「選択科目」は、21の技術部門におかれる69の選択科目を指す。
2.技術士第二次試験の試験方法
⑴ 筆記試験
① 総合技術監理部門を除く技術部門の必須科目及び選択科目は、いずれも記述式により行う。 総合技術監理部門の必須科目は択一式及び記述式により、選択科目は記述式により行う。
② 筆記試験の問題の種類及び解答時間は、次のとおりとする。
評価項目などは何も変わりません。
必須が択一になるかどうかでしたが、今回変更は無しです。
記述試験のままなので、これまで通り、作文力が問われます。
このところ、問題文が複雑になり、問題文の題意を正確に読み解くことも難しくなっています。
読解力を身につけることも必要です。
それと、コンピテンシーは改訂されますが、試験に適応されるのは令和8年の試験からです。
慌てないで下さい。説明は以下の通りです。
技術士第二次試験について、令和5年1月25日付けで改訂された「技術士に求められる資質(コンピテンシー)」(以下、「改訂版コンピテンシー」という。)に対応した試験内容とすべく、指定試験機関である(公社)日本技術士会に設置されている技術士試験検討・評価委員会において、現行の筆記試験問題、評価方法及び口頭試験試問事項等について検討した結果、これらは全体として改訂版コンピテンシーの内容を含んでおり、変更の必要は無いとの結論に至った。 改定版コンピテンシーの試験への適用時期については、試験を受けようとする者への周知期間を考慮(1年間確保)、及びAPECエンジニアにおける改訂版コンピテンシーでの審査受付開始時期との協調維持のため、令和8年度技術士第二次試験からとする。 なお、技術士第二次試験を受験しようとする者に対し、令和8年度より改訂版コンピテンシーを適用することを次のとおり周知する。
1. 受験者への周知文(案)
【お知らせ】 日本技術士会は、文部科学省科学技術・学術審議会技術士分科会において「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」の改訂が決定された(以下「改訂版コンピテンシー」という。)ことから、令和8年度技術士第二次試験より改訂版コンピテンシーを適用した試験を実施することといたします。
令和7年度は、従来のコンピテンシーに基づいて実施します。