2024/11/21
令和6年度の技術士試験、本当にお疲れ様でした。合格率10%という狭き門、努力を重ねてきたにもかかわらず、結果に届かなかった方も多いことと思います。試験を終え、今は様々な感情が渦巻いているかもしれません。落胆、 frustration、あるいは、怒りさえ覚えている方もいるかもしれません。
でも、どうかその気持ちを大切にしてください。そして、どうか自分を責めないでください。
技術士試験は、単に知識を問う試験ではありません。長年の経験で培われた技術力、問題解決能力、そして倫理観までをも評価される、非常に高度な試験です。だからこそ、この試験に挑戦したという事実、そして、その過程で得た知識や経験は、あなたにとってかけがえのない財産となるはずです。
合格発表の後、どうしても「あの時もっとこうしていれば…」と後悔の念に駆られてしまうかもしれません。しかし、過去の行動を悔やむのではなく、未来に向けて、今、何をすべきかを考えてみましょう。
不合格だったということは、何かが足りなかったということ。それは、知識かもしれませんし、経験かもしれません。あるいは、表現力だったかもしれません。冷静に試験を振り返り、自分の弱点を見つけ、克服することで、必ず次の試験に繋がるはずです。
技術士の資格は、あなたの技術者としての能力を証明するだけでなく、社会的な信頼を得る上でも大きな力となります。それはあなた自身のキャリアアップはもちろん、社会貢献にも繋がる道です。
この試験に挑戦する過程であなたは多くのことを学び、成長してきたはずです。その経験は決して無駄にはなりません。どうかこの経験を糧に、諦めずに、再び挑戦してください。
そして、忘れないでください。あなたを応援している人は、たくさんいます。家族、友人、同僚…、そして、私たちも。
あなたの挑戦を、心から応援しています。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。
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