2024/07/25
試験結果をくよくよするのは止めましょう
長かった試験期間は1度終わりました。
皆さんもう再現解答は出来上がっていますよね?
作成して無い人は、必ず復元して作成して下さい、Ⅲと必須だけで結構です。
時間が経つほど書けなくなります。必ず仕上げてから夏休みにして下さい。
その後、9月いっぱいぐらいは、申込み書の「業務の詳細」や業務経歴を読み返してだんだんと思い出して下さい。
それと、技術者倫理を理解すべく読書をして下さい。
毎年紹介していますが、以下の本はお勧めです。
少し古いですが
技術者倫理の現在 単行本 – 2011/4/22
https://www.amazon.co.jp/%E6%8A%80%E8%A1%93%E8%80%...
技術者倫理とは何か、技術者はなぜ倫理的責任を負うべきなのか。こうした根本的な問いから語り起こし、技術者倫理を一つの学として整合的に捉えるという視点から、勘所をわかりやすく論じる。哲学や倫理学になじみのない人でも理解できるよう配慮し、自ら考え判断する力を身につけることに力点をおいた、新しいテキスト。
この本はとても良いと思います。
もし、事例を学ぶのでしたら
技術者倫理 日本の事例と考察―問題点と判断基準を探る 単行本 – 2012/1/1
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この2冊をじっくり読んで考えれば口頭試験ぐらい楽勝です。
ここで1つだけ考えて下さい。
技術者倫理における「自律」についての要約
技術者倫理では「自律(autonomy)」の概念が重要視されています。以下の二つの異なる見解が存在します。
見解A
「自律」とは、外部から与えられた基準に受動的に従うのではなく、自分で何をすべきかを理解し、納得した上で自ら決断・選択する態度を指します。ここでは「べき」とは道徳的な義務に限らず、広く選択肢を考慮して自らの行動を決めることを意味します。
見解B
「自律」とは、カントの倫理学に基づく「道徳的自律」を指し、道徳的原理に従って自分自身の行動を決めることを意味します。ここでは、結果を考慮せず、純粋に道徳的義務から行動することが求められます。つまり、技術者は利益や幸福といった外的な要因に影響されず、普遍的な道徳原理に基づいて行動することが求められます。
結論
技術者倫理の文献では、これら二つの見解が混在していますが、明確に区別されるべきです。特に「道徳的自律」の概念が技術者倫理の中で支配的であり、技術者はこの「自律性」を持つべきとされています。
皆さんはどちらですか?