【技術士二次試験】Ⅱ－2、Ⅲ、必須を解答するときの注意点

2024/02/15

Ⅱ－2、Ⅲ、必須を解答するときの注意点

Ⅲと必須・設問1の注意点

1. 背景の説明はタイトルを入れて5行以下
2. タイトルは大項目・中項目・小項目全て体言止め
3. 観点を求められたら必ず記入
4. 観点を求められていないときは、書かない方が良い
5. 観点は、抽象的で解決出来ないこと。
6. 課題は、具体的で解決出来ることを書く。
7. 解決出来る観点を書くから、課題と見分けが付かなくなる。
8. また、抽象的な課題は観点と見分けがつかない。
9. タイトルは観点ではなく、課題の方が良い。
10. 重要なのは課題、解決するのは課題。
11. 観点は、広く見ていることが伝わればよい。
12. タイトルに書く課題は簡潔な表現で良い。
13. 課題の説明で、課題に形容詞や形容詞句、副詞を付けない。
14. なるべく簡潔に表現する。
15. 迅速で効率的に○○を進めることが課題と書かない。
16. 課題の説明は、それがどうして課題なのかを説明する。
17. 課題の説明に解決策を書かない。
18. 課題は題意をブレイクダウンしてその要素を抽出したもの。
19. 課題とは、目的達成のためになすべきこと。
20. 課題とは、目的達成の障害物。
21. なすべきことで書くと、解決策に見える場合がある。

Ⅱ－2の注意点

Ⅱ－2は、設問1から設問3まで、解答に入れた方が良い？　と思われることがたくさんあります。しかし、解答用紙は2枚です。
なので、どうしても解答の取捨選択が必要になります。
ここで、解答者の考え方が評価されます。

何を解答して、何を解答しないか？　それを評価されていると考えて下さい。

Ⅱ－2に関して技術士会の説明は
これまでに習得した知識や経験に基づき、与えられた条件に合わせて、問題や課題を正しく認識し、必要な分析を行い、業務遂行手順や業務上留意すべき点、工夫を要する点等について説明できる能力 。
「選択科目」に関係する業務に関し、与えられた条件に合わせて、専門知識や実務経験に基づいて業務遂行手順が説明でき、業務上で留意すべき点や工夫を要する点等についての認識があるかどうかを問う。

調査は基本的に、検討のためのデータ集めです。
何かを検討すると言っても、何もデータが無い状態では検討できないはずです。もちろん、瓢箪から駒ということもあります。
何もないと思って調査したら大変なことが分かって、至急検討ということもあるでしょう。
ただ、これを解答に入れるのは、難易度が高いです。
普通に、検討のための調査を考えてください。
これは個人的な考えですが、先に検討項目を3つくらい考えると良いと思います。その検討を行うために、どんなデータが必要なのかを後から考えて下さい。
1つの検討に対し、2～3の調査が必要な場合もあると思います。
それで構いません。

Ⅱ－2は、知識で解答するよりも、業務経験から得た知見で解答します。
また、問題文で与えられた条件を上手く使うと良い解答になります。
Ⅱ－2の解答は一種の創作なので、話の筋が通っていると良い解答になりますよ。