2023/02/09
ジエームス・ウェブ・ヤングがこんな事を言っています。
「アイディアとは既存の要素の組み合わせ以外の何ものでもない。」
そう、その通り、アイディアは、既にあるものの新たな組み合わせです。
例えば、ハンバーガーは、2枚のパンで肉を挟んだだけの食べ物です。
いわゆる、ファーストフード、体に良くないと言われています。
パンも肉も紀元前から食卓にのっていました。
しかし、ハンバーガーは20世紀になるまで誰も商品として提供していないのです。
ハンバーガーを初めて考え出したのは、フレッチャー・ディヴィスという人です。最初のハンバーガーは、分厚いパンに、玉ねぎのスライスを添え、ハンバーグを挟むというものでした。
これを販売したところ、一気に大人気になり、1904年のセントルイス世界博覧会でお店を出します。その後、1921年には初めてのハンバーガーチェーン店、ホワイトキャッスルがオープンします。
日本では長崎県佐世保市で1950年ごろに、初めてハンバーガーが作られたと言われています。
これは米軍基地のレシピが日本人に伝わって、最初は米軍基地の周辺だけで販売されていました。次第に人気が出て、それとともにお店の数を増やし広がっていきました。
その時は、全国にハンバーガーが広がることはなく、本格的に庶民がハンバーガーを食べるようになったのは、1971年マクドナルドの第1号店ができてからです。
最初はテイクアウト専門店だったので、お店で買ったハンバーガーを食べながら街を歩くことが流行りました。
その姿を見て、ハンバーガーの人気も高くなっていきました。
それからハンバーガーのチェーン店が全国に広がり、今では年齢を問わず誰もがハンバーガーを楽しめるようになりました。
パンと肉の新たな組み合わせ、それがハンバーガーです。
アイディアを出すときに、人から何かを言われることを気にしすぎていませんか?
あなたが思い切ってアイディアを提案できない理由の一つは、自分の評判、ひいては自分の人生や将来がアイディアに掛かっていると気になっているからではないですか?
確かにそれも杞憂とは言い切れません。つまらないアイディアを出したせいで笑い者になるかもしれないし、会社で笑われるかもしれません。
でも、それなら、一つのアイディアに人生を賭けるようなことをしなければいいのです。
アイディアをたくさん考えましょう。そうすれば、あなたは「あのくだらないアイディアを提案したろくでなし」ではなく「アイディアをあふれるほどもっている天才」ということになりませんか?
解答に記述する課題も、解決策も、リスクもアイディアです。
試験委員が驚くような課題やリスクが解答にあると、ビックリすることがあります。
なるほど、こんな解決策があったのか? このリスクは予想できなかった。
試験委員が、このように考えればA評価になる可能性は一気に高くなります。
勇気を出して、アイディアを考えて見ましょう。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。
特典1 合格ノウハウを公開! 受験生必見の合格セミナー さらに「必勝合格法」冊子付! |
特典2 論文対策のポイントを伝授! まずはここから!初めて論文対策をする方に手法を動画で紹介! |
特典3 添削課題のイメージがわかる! 添削課題(サンプル版)を無料で確認できる!有料版では16部門に対応! |