口頭試験の質問と答え方－総監の場合｜講師匠習作の技術士応援ブログ

2022/12/15

口頭試験の質問と答え方－総監の場合

総合技術監理部門の口頭試験も始まります。
総合技術監理部門の口頭試験は何を訊かれるか？　予測できません。
変な質問も多いです。

私が知っている中で、最も難しいと思った質問は

5つの管理にもう一つ、加えるならどんな管理を加えるか？
あなたが、この試験会場の近くで飲食店を開くとして、5つの管理で説明してください。
技術者倫理の面で、一般部門と総合技術監理部門では何が異なるのか？

上記のような内容です。
どの質問にも、正解はありません。

他にはオーソドックスな質問として以下のような質問があります。

業務の詳細について、それを選択した理由、5つの管理の始点で説明してください。
新入社員はどう育成しますか？
係長クラスの中堅はどう育成しますか？
受験科目の技術士を取得した年と総監技術士を受験した理由を教えてください。
総合技術監理部門を受験した動機は何ですか？　また、今後どう活用していきたいですか？
総監が必要な理由は何だと思うか？　また20部門との違いはあるか？
失敗事例はあるか？　またそれを踏まえて、総監技術士として今後どうするか？
これまでの経歴が、総監としてどのようにふさわしいのか、5分で説明してください。

いかがですか？　答えられますか？
答えられないなら、試験までに考えておいてください。

匠　習作（たくみ　しゅうさく）　プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。