【技術士二次試験】波及効果とは何か?

2022/03/10

波及効果とは何か?

「風が吹けば桶屋が儲かる」というお話をご存じですか?
風が吹けば桶屋が儲かるとは、日本語のことわざで、ある事象の発生により、一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶことの喩えです。

強い風によって砂ぼこりがたつと、砂ぼこりが目に入ったために視覚障害者がふえ、その人たちが三味線で生計を立てようとするため、三味線が多く必要になり、三味線の胴に張る猫の皮の需要も増え、そのために猫がへり、その結果、増えた鼠が桶をかじるので桶屋がもうかって喜ぶというもの。

分りにくいですから、書き換えましょう。

1)強い風によって砂ぼこりがたつと、砂ぼこりが目に入ったために視覚障害者が増える。
(江戸時代の話なので、医療が発達していません)
2)その人たちが三味線で生計を立てようとするため、三味線が多く必要になります。
3)三味線の胴に張る猫の皮の需要も増え、そのために猫が減ります。
(残酷な話ですが、江戸時代の話なのでご了承ください)
4)猫が減った結果、鼠が増えて桶をかじるので桶屋がもうかって喜ぶというものです。

これは、波及効果の古典版と言えるでしょう。

一方、波及効果には、波紋が広がるように、徐々に広い範囲に効き目が広がるという意味もあります。

技術士試験では、このどちらの効果を求めているのかはっきりしません。
ですから、これはどちらでも良いと思います。

減点される解答は、直接効果、あるいは、すぐに狭い範囲で効果が現れるような事象です。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。