【技術士二次試験】モチベーション低下の理由を考える

2022/02/24

モチベーション低下の理由を考える

・資格勉強のやる気が出ない理由とは?
技術士試験合格を目指して試験対策を始めると、最初にぶち当たる壁は、「どこから始めると良いのか?」です。実際に、多くの方はここで躓いて、やる気が無くなってしまうのです。
技術士試験は、論文試験です、「何かを覚える」、「何かを暗記する」、「模範解答を頭に入れる」。こんな方法はほとんど役に立ちません。
しかし、多くの人は、高校受験の頃から、この方法以外の勉強はしてないのです。
ですから、今まで行ってきた勉強方法が通用しないと分ると、一気にやる気が無くなります。
これが、第一段階の壁です。

・目標達成に魅力がない
どのような資格でも、受験を決めた背景は人それぞれ異なります。中には仕事のために上司から指示されたなど、外的な要因で受験を迫られているケースもあるはずです。技術士試験の場合、建設部門や機械部門の一部では、会社に技術士が必要な場合があります。ですから、会社から資格取得を求められる場合があります。これは、動機としてとても強いものです。
しかし、外的要因がない方もいます。その場合、一生懸命に勉強して資格を取得しなければいけないのか? 資格取得という目標達成が、自分にとってどんなメリットをもたらしてくれるのか? そうした魅力を感じられなければ、勉強へのモチベーションが上がらず身が入らないのは当然です。

・目標設計に無理がある
あまりに遠い目標は、いくら勉強しても近づいている気がしません。参考書を読んでいてもまったく意味が理解できなかったり、問題を解いても間違いだらけで進まなかったり。
特に論文試験の場合は、何かを覚えたからと意って、良い論文が書ける訳ではありません。そんな勉強を続けているうちに、いつしか「自分には無理なのでは」という考えが頭に浮かび、資格勉強を諦めてしまうかもしれません。
これは、そもそも目標設定に無理があるからです。例えば知識のない状態から初めて論文を書く場合、ある程度調べれば正解が分るⅡ-1から書き始めると良いのです。
登山を始める場合、いきなりエベレスト登頂を目指すことはないはずです。

・毎日忙しい
毎日忙しすぎて、資格勉強できる時間ができたときには疲れ果てているということもあります。
特に、技術士試験は、学生さんが受験するのではありません。ビジネスの第一線で、活躍しているエンジニアが受ける試験です。時間に余裕がある人など、ほとんどいません。
これでは、やらなければならないのは分かっていても、やる気を奮い立たせるのは難しいかもしれません。また、時間にゆとりがないと、資格勉強など他のことに向けられるだけの気持ちの余裕がなってしまうもの。忙しさに邪魔されて、目の前の資格勉強にモチベーションが持てない人は少なくありません。

ご自身のモチベーション維持が難しい場合、上記の原因を最初に考えて見て下さい。
原因は、身近で意外なところにあるものです。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。