2022/02/17
試験勉強で生じる孤独感
一生懸命に勉強を続けていれば、心身に疲れがたまるのは当然です。
家にこもり勉強するばかりでは、気分がふさぐはずです。
「遊びに行きたい」
「お酒も飲みに行きたい」
「誰かと話したい」という欲求が、孤独感として受講者さんを悩ませます。
ストレスが極度に溜まると、
「不安が募る」
「イライラする」
「むなしくなる」
「気力が湧かない」
など試験勉強を続けるモチベーションが維持できなくなるのです。
スタディング技術士試験講座では、無理な勉強方法を絶対に勧めません。
「寝なくたって死なない」
「腱鞘炎になるまで、解答を書け」
など、今でも主張する講師がいるようですが、根性論で受かる訳ではありません。
3つめは、「孤独=悪いこと」と思い込んでしまっていることです。
私たちは、学校や職場などでの経験から、いつしか「孤独=悪」「誰かと一緒にいること=善」という固定観念をもつようになりました。「友人は多いほどよい」「独身であるより、家族に囲まれているほうが幸せ」という通念は、根強く残っています。
ひとりぼっちであることを揶揄する「ぼっち」という俗語も浸透しました。
ひとりぼっちとは、「独法師(ひとりぼうし)」が変化して生まれた言葉です。
ひとり俗世をさまようお坊さんの姿を想像すると、たしかに孤独感があります。
ところで、その孤独感ですが
2012年に行われたThe Great British Sleep Survey (英国睡眠調査)によると、睡眠不足の人はそうでない人と比べて、5倍ほど孤独感を感じやすくなります。
もし睡眠不足になっているなら、これ以上睡眠を削って頑張ってもいいことはありません。
寝ましょう。特に疲れを感じるときは多めに睡眠をとってください。
寝ると悩み事のいくらかは解決しているものです。
逆に言えば、寝ることによって悩み事をふるいにかけ、本当に向き合うべき悩み事を選ぶことができます。
これは、脳が自分を守るために自動的に行っているのです。
勉強していると、自分がまだ分からない部分がたくさん登場し、いくらかは「悩み」として精神的に蓄積する場合があります。
また、長時間勉強していると集中力も下がっていくので、つまらないミスをして自分にイライラすることもあるでしょう。
寝るのです。寝た後のあなたはこんなもんじゃなく、もっとキレキレなはずです。
ぜひ、試して見てください。