2022/01/20
基礎体力の強化方法
基礎知識を固めるには、どんな勉強方法が良いのか?
この質問はとても多いです。
平成30年までは、一般部門も択一試験がありましたから、キーワードを集め、その意味を調べることは重要でした。
特に、択一試験の問題は似たようなキーワードが頻出しますから、択一試験の問題からキーワードを拾い集めることは試験対策に有効だったのです。
しかし、令和元年の試験から、択一試験はなくなっています。
たくさんのキーワードを集め、それをすべて調べ上げるのは、やり過ぎ感があります。
知識で解答する問題は、Ⅱ-1だけです。
しかも、4問中1問解答すれば良いのです。
私は、むしろ以下のような問題を10~15問程度解答するのがよいと思います。
Ⅱ-1-1
あなたの専門分野に関係する、法令、規格、公的な基準を2つ挙げよ。
その2つに関して、作られた背景と目的を説明せよ。
Ⅱ-1-2
あなたの専門分野に関係する、既存の工法、手法、製法などを3つ挙げよ。
その3つに関して、メリットとデメリットを比較せよ。可能であれば、図示すること。
(ヒント:既存の手法であれば、評価ができています)
Ⅱ-1-3
あなたの専門分野に関係する、新しく開発中の工法、手法、製法などを3つ挙げよ。
その3つに関して、メリットとリスクを比較せよ。可能であれば、図示すること。
(ヒント:新しい手法ですから、評価が決まっていません)
見て分るとおり、調べれば正解に近づくはずです。
解答は何通りも作れるはずですから、それを調べて600字でまとめる練習をしましょう。
単純にキーワードを調べるよりも効果はあると思います。
また、600字でまとめるということが重要です。
キーワード学習は、英語の学習で言えば、単語の暗記です。
上の問題は、単語と言うよりも、例文の暗記に近いと思います。
単調な単語の暗記(キーワードの暗記)よりも、モチベーションは維持できるはずです。
試して見てください。