2022/01/13
令和3年度試験から、申込書の書き方が少し変更になりました。
まず、ファイル形式がPDFではなく、エクセルになりました。
エクセルが規定文字数以上の文字入力を弾いてくれますから、720文字以上の入力ができません。
これによって、文字数のオーバーを起こすことがなくなりました。
これも、いいことなのですが、問題はそこではありません。
令和3年度の申込み案内には、31ページに以下の記載があります。
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業務内容の詳細 (必ず記入すること。)
* 業務経歴の「詳細」欄に〇を付したものについて、業務内容の詳細(「目的」、「立場と役割」、「技術的内容及び課題」、「技術的成果」など)を、720字以内(図表は不可。半角文字も1字とする。)で、簡潔にわかりやすく整理して枠内に記入する。
* 業務経歴の「詳細」欄に〇を付した業務経歴の期間中に業務内容が複数にわたる場合は、その中から1つの業務を選んで記入する。
* 総合技術監理部門を申し込む場合は、総合技術監理の視点(経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理)から記入する。
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上記の通りです。
「業務内容の詳細」の()内の説明に「問題」や「問題点」という言葉はありません。
そのため、「業務内容の詳細」を記入する際、「問題」や「問題点」という言葉は記載しない方がよいと思います。
業務の詳細の内容を項目で挙げると、
【目的】
【立場と役割】
【技術的内容と課題】
【解決策】
【成果】
また、纏めるときは
目的⇒課題⇒その理由
上記の関係を良く考えて下さい。
私は全体の流れを以下のように記入することをお薦めします。
【業務の目的】これがゴールつまり成果になります。
【立場と役割】これはそのままどんな立場でどんな役割なのか?
【業務の課題】障害物、解決すべき事項です、これを明確にしないと解決策が伝わりません。
【解決策】課題をどんな考えで解決したのかを書いて下さい。文章量はここが一番長くなります。
【成果】業務の目的が達成されたことを書いて下さい。
課題の解決が成果ではないことに注意しましょう。
成果は、目的が達成されたことです。
これは、筆記試験でも同じ考え方です。
ただし、1つ注意があります。
上記の説明は昨年急に出てきました。
令和4年度試験の申込の際にまた、何か変更があるかもしれません。
いずれにしても、令和4年の申込み案内は注意してよく読んでください。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
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