【技術士二次試験】筆記試験の判定基準

2021/11/25

筆記試験の判定基準

筆記試験の結果が発表になって、一月近く経ちました。
今回、なぜかこんな問い合わせがありました。

「これまでの合否判断と変更があったのではないですか?」
「論文の判定基準が変わったのでしょうか?」
「よく書けたと思った解答がCで、ミスしたと思った解答がAでした、なにか変更があったのでしょうか?」

論文試験の場合、絶対基準はありません。
実のところ、毎年のようにこれらの質問が送られてきます。
しかし、技術士会が発表している合否判定基準は

https://www.engineer.or.jp/c_topics/007/attached/attach_7647_1.pdf
(公益社団法人日本技術士会ホームページ(PDF))

上記だけです。
これ以外に基準はありません。

一般部門の場合
必須問題:「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの

選択問題:「選択科目」についての専門知識及び応用能力に関するもの (Ⅱ-1とⅡ-2)
「選択科目」についての問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの(Ⅲ)

また、評価項目は
必須なら:技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、専門的学識、問題解決、評価、技術者倫理、コミュニケーションの各項目

Ⅱ-1なら:技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、専門的学識、コミュニケーションの各項目

Ⅱ-2なら: 技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、専門的学識、マネジメント、リーダーシップ、コミュニケーションの各項目

Ⅲなら:技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、専門的学識、問題解決、

評価、コミュニケーションの各項目

と公開されています。

これは令和元年からしっかり守られています。
もし、変更があれば必ず公表されます。
勝手に変えることなんて絶対にありません。
技術士試験は昭和33年(1958年)から、続いています。これまで、試験情報の漏洩を含めて、不祥事や試験の公平性を疑うようなことは一度も発生していません。
60年以上続いた中で、疑うようなことは一度もないのです。

技術士試験の内容は、産業界からの要請によって、5~7年程度の間隔で変更になっています・
https://www.engineer.or.jp/c_categories/index02014.html
(公益社団法人日本技術士会ホームページ)

上記にはこれまでの変更点が掲載されています。
気になる方はここも確認して下さい。
繰り返しますが、論文試験ですから絶対的な基準はありません。
そして、論文内容の判定基準は公開されている内容だけです。
みなさんは、技術士になるのです、技術士会を信じて試験を受けましょう。
そして、その評価は甘んじて受け入れて下さい。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。