【技術士二次試験】口頭試験最大の障害は何か

2021/10/28

口頭試験最大の障害は何か

令和3年度 筆記試験の合格発表が、令和3年10月26日にありました。
合格された方、おめでとうございます。

筆記試験を突破した方は、何が何でも口頭試験を突破しましょう。

口頭試験を「難しいもの」にしている犯人は試験を受ける本人であることが多いのです。
個人的には口頭試験をもっとシンプルに捉えるべきだと考えています。

口頭試験というのは、試験委員との「会話」あるいは「対話」を通して意思の疎通ができればよいのです。
一番肝心なところは、それなんです。
ですから卓越した返答が求められているわけではありません。
そういう意味で考えると、日常の会話と変わらないといえます。
何か気の利いたことを答えてやろうと思うから難しくなるのです。
思考の焦点を面接に絞れば、「自己PR」、「達成感を感じたこと」、「部下への教育・指導」などの質問事項に対応することが本来の目的だといえます。
高度な専門的知識をお披露目する場ではありません。
自己を肯定的に表現できるポジティヴな情報を整理するための作業が自己分析なのです。
そしてその中からアピールできそうな要素を自己PRに昇華させましょう。

それと、退室するとき最後に挨拶を忘れないで下さい。
緊張のあまり忘れる方が多いのです。
ゆっくりと立ち上がり、「ありがとうございました。」と述べた後、前を向きお辞儀をします。
まあ、これはある意味社会人として当然のことです。
これを難しいと考える方は、技術士にならない方が良いと思います。

口頭試験では知識よりも「人間性」、「技術士に相応しいか」をチェックされます。
受験の動機や、技術士になった場合の抱負を質問されるのはそのためです。
受験動機や、将来の豊富と、自分の得意分野を関連付けて話ができるとよいでしょう。

また、技術士とは何かということも良く考えて下さい。
つまり
第一条 この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もつて科学技術の向上と国民経済の発展に資することを目的とする。
第二条 この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者をいう。

上記の法律文です。
上記の法律文をよく読んで、自分なりに解釈して下さい。
暗記ではなく理解して下さい。

3義務2責務や倫理綱領も同じですが、必要なのは文章の暗記ではなく、理解です。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。