2021/11/04
試験結果を振り返る
筆記試験の結果が発表になりました。
筆記試験を突破した方は、この機会を逃さず、口頭試験を突破して下さい。
筆記試験は合格率が低いので、不合格であっても周りも落ちる人がいますから「もう一度、頑張ろう」と言う気になります。
しかし、逆に口頭試験は周りが皆さん受かります。
ですから、「何で、私だけ」と考えてしまいます。
まして、面と向かって技術士に相応しいかどうかを確認されて、「不可!」と言われる訳です。
これは本当に厳しいです。
口頭試験で不合格になると、技術士試験を受けることを止めてしまう方が多いのです。
ですから、しっかり対策して絶対に口頭試験を突破して下さい。
次に、筆記試験が思ったようにいかなかった方。
可能であれば再チャレンジして下さい。
皆さん仕事で毎日技術的課題に取組んでいるはずです。
技術士試験は、その技術的課題解決の能力を見る試験です。
なにか技術的な課題を与えられて上手く行かなかったら直ぐに諦めますか?
諦めませんよね!
以前、元試験委員の先生に伺った話ですが「技術試験はエンジニアに必要な忍耐力も確かめている。1回や2回上手く行かないから諦める人は技術士に相応しくない」
聴いたときは「なるほど」と思いました。
しかし今は、「それ、本当に試験でわかりますかね?」とも思っています。
まあ、7割程度は正しいと思っています。
皆さんはどう思いますか?
筆記試験が上手く行かなかった方は、再現解答を見直して下さい。
別の視点で考えてみましょう。
試験会場では時間の制限もあり、緊張感もあります。
問題文の題意を勘違いしたり、誤解することはあるのです。
「C」評価だった方は、ほとんどがそれです。
「B」評価は、書き方が悪かったり、言い回しが回りくどかったりが、原因ですが、「C」評価は求めている解答と書いている内容がズレている解答です。
もちろん、その両方だったり、境界線上の解答も多いです。
なにしろ、択一試験ではありません。
唯一の正解はない試験です。