【技術士二次試験】新しいCPDの制度2

2021/09/22

新しいCPDの制度2

技術士会は、文部科学大臣から以下のメッセージを受け取っています。

文部科学大臣
萩生田光一
技術土の資質向上に関する継続研さん活動の実績の管理及び活用について(通知)

標記の件について、技術土法(昭和58年法律第25号。以下「法」という。)
第47条の2及び第54条の規定の趣旨を踏まえ、下記のとおり取りまとめました。
貴会におかれましては、内容を確認の上、技術士の資質の向上に関する継続研さん活動の実績の管理及び活用について適切に事務を行うとともに、全ての技術士に対して本件の周知を図るよう、よろしくお願いいたします。

一背景及び趣旨
およそすべての技術士は、高度専門職として、最新の技術や知見を備え、高等の専門的応用能力等を有するべきものであり、継続的な自己研さんによって、その資質を向上させるという非常に重要な責務を担っている。法第47条の2は、「技術土は、常に、その業務に関して有する知識及び技能の水準を向上させ、その他その資質の向上を図るよう努めなければならない。Jと規定している。また、法第54条は、技術士の資質の向上等に資するため、公益社団法人日本技術士会(以下「技術士会」という。)が研修等の事務を行うことを規定している。
技術士会は、これまでも、法第47条の2の規定の趣旨を踏まえ、法第54条の規定に基づき、技術士の資質の向上に資するべく、技術士が技術土資格取得後も自己研さんを続けることを支援するために、 継続研さん( Continuing Professional Development;以下「CPD」という。)活動に関する事務を行ってきたところである。その一環として、技術士会は、平成14年4月からCPD活動の実績登録を受け付けてきたが、本登録の利用は、技術士会会員の一部にとどまり、現状は、技術士全体のCPD活動の履行状況を公的に裏付け得る段階には至っていない。

近年、技術士資格を国際的に通用するものとして、 APECエンジニア登録制度に参加する国や地域など、海外で技術士が活躍するに当たっては、当該技術士に対してCPD活動の実績証明が求められている。また、国内においても、公共調達において、所属組織の技術土のCPD活動の実績が評価対象になっている。このように、技術土に対してCPD活動の実績証明が求められる機会が増大しており、今後、技術土のCPD活動の履行状況について、公的な組織が実績の管理及び活用に関与することが必要とされている。

以下略

今までゆるゆるだったCPDが多少でも厳しく管理されることになるのは良いことです。
エンジニアの最高資格等と言われて、その座布団の上にあぐらですわるどころか、腕枕に高いびきでは技術士の名が泣きます。
まして、常に進歩する科学技術は、日々の研究や学びなくして付いていくこともできないでしょう。
また、技術が進歩して様々なことが可能になると、倫理や法律もそれに合せて進歩しなければなりません。法律なんて法律家の仕事と割り切る訳にはいかないのです。
法律は常に技術の後から付いてきます。

技術士を目指す皆さん、技術士法を思い出して下さい。

第一条 この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もつて科学技術の向上と国民経済の発展に資することを目的とする。
第二条 この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者をいう。

口頭試験のときは、上記を忘れないで下さい。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。