【技術士二次試験】口頭試験で問われる能力2

2021/09/02

口頭試験で問われる能力2

口頭試験は、その名の通り口頭で質問を受け口頭で応えなければなりません。
これが実は問題で紙の上で解答するならうまく出来るのに、口頭となると上手く解答出来ないことが多々あります。
実は、これまで紙の上で解答することにも力を入れていたのですが、質問集を作ると受講される方がその解答を作成することに力を入れすぎることが分かりました。
何を言いたいかと言うと、要するに口頭で解答する練習をしなくなるのです。
一人で口頭試験対策を続けようと思うとどうしても、紙の上で試験対策した方が楽です。
紙に書いてある質問に対し、考えて解答を記入すれば良いからです。

口頭の練習を一人でしようとすると、ICレコーダーを使ったり、ビデオやスマートフォンを使ったりと準備が大変です。
ただし、実際の試験でどちらが役立つか、それは当然疑似口頭試験です。
音で聞いて、口頭で応える練習をした方が、紙の上で解答するよりも何倍も効果があります。
ですから、手間は掛かりますが紙の上の練習よりもIT機器を使って、模擬口頭試験の練習をして下さい。
ICレコーダーだけでもわりとできます。

先ず、質問を作成しましょう。
質問集を使って、そこから派生するかもしれない質問も考えてください。
それをICレコーダーに録音してください。
質問と質問の間は少し空けるようにして下さい。
概ね、40~50問の質問を作りましょう。

次に、録音した質問を聞きながらそれに答えて下さい。
ICレコーダーは、質問毎に止めて構いません。
これを何度か繰り返して下さい。
流暢に明朗に解答出来るようになって下さい。
これは練習しかありません。
文章で答えるのと話し言葉で答えるのは大きな違いがあります。
日本語は同音異義語が多いのですが、文章なら漢字がありますから言いたいことはわりと伝わります。
しかし、話し言葉ではそれができません。
ですから、分かり難い箇所、伝わり難い箇所は何度も修正して下さい。
正直、面倒だし大変なんですが、これは本当に練習以外に対策がないのです。
もちろん、アナウンサーの試験ではありません。
多少、つっかえたからと言って不合格にはならないです。
ただ、普段から人前で口頭の説明する機会が多い職業の方は口頭試験で受かりやすいです。
つまり、口頭で伝える技術が合否に関係しているのです。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。