【技術士二次試験】しばしの御休みに技術者倫理を考える

2021/07/22

しばしの御休みに技術者倫理を考える

皆さんもう再現解答は出来上がっていますよね?
時間が経つほど書けなくなります。必ず仕上げてから夏休みにして下さい

その後、9月いっぱいぐらいは、申込書の「業務の詳細」や業務経歴を読み返してだんだんと思い出して下さい
それと、技術者倫理を理解すべく読書をして下さい。

少し古いですが、『技術者倫理の現在』(大石 敏広 著、勁草書房刊)は、技術者倫理を理解するためにはとても良いと思います。

もし、事例を学ぶのでしたら、『技術者倫理 日本の事例と考察―問題点と判断基準を探る』(田岡 直規、水野 朝夫、橋本 義平 編著、日本技術士会登録技術者倫理研究会 監修、丸善出版刊)も参考になるでしょう。

この2冊をじっくり読んで考えれば口頭試験ぐらい楽勝です。

それと、これから口頭試験までの間、およそ3ヶ月ですが、災害や不祥事のニュースは集めて下さい。

これから台風シーズンであり、土砂災害はどれくらい発生するのか検討も尽きません。
ただ、その災害の多さが日本の土木技術を高めてきたのも事実です。
高度な技術は大勢の犠牲の上に成り立っています。

No Image 匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。