2021/05/13
2050年カーボンニュートラル実現
環境省の総合政策として、地方公共団体における2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ表明が進んでいます。
何しろ総理大臣が所信表明演説で宣言しましたから取組むしかないと思います。
総理大臣は以下の宣言をしました。
菅政権では、成長戦略の柱に経済と環境の好循環を掲げて、グリーン社会の実現に最大限注力してまいります。
我が国は、二〇五〇年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち二〇五〇年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを、ここに宣言いたします。
もはや、温暖化への対応は経済成長の制約ではありません。積極的に温暖化対策を行うことが、産業構造や経済社会の変革をもたらし、大きな成長につながるという発想の転換が必要です。
鍵となるのは、次世代型太陽電池、カーボンリサイクルをはじめとした、革新的なイノベーションです。実用化を見据えた研究開発を加速度的に促進します。規制改革などの政策を総動員し、グリーン投資の更なる普及を進めるとともに、脱炭素社会の実現に向けて、国と地方で検討を行う新たな場を創設するなど、総力を挙げて取り組みます。環境関連分野のデジタル化により、効率的、効果的にグリーン化を進めていきます。世界のグリーン産業をけん引し、経済と環境の好循環をつくり出してまいります。
省エネルギーを徹底し、再生可能エネルギーを最大限導入するとともに、安全最優先で原子力政策を進めることで、安定的なエネルギー供給を確立します。長年続けてきた石炭火力発電に対する政策を抜本的に転換します。
全部で1~9項目ですが、二酸化炭素排出量に関する宣言は3つ目の「グリーン社会の実現」です。
技術的に実現可能かどうかは別にして、試験に出るテーマです。
関連する、環境省や経済産業省のサイトは確認して下さい。
また、二酸化炭素排出量実質ゼロのために、
「省エネルギーを徹底し、再生可能エネルギーを最大限導入するとともに、安全最優先で原子力政策を進めること」
これを明言しています。
私も原子力発電を進めることは賛成です。
これから作るならまだしも、現在すでに50基もの発電機があるのです。
使わないでおいておくのは無駄以外のなにものでもありません。
総理の宣言をそのまま使うのは評価を下げると思いますが、この宣言の内容はあるていど、覚えて理解して下さい。
課題の抽出に使えると思います。
また、経済産業省では、総理の宣言に対応して
- 菅内閣総理大臣は2020年10月26日の所信表明演説において、我が国が2050年にカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出と吸収でネットゼロを意味する概念)を目指すことを宣言。
- カーボンニュートラルの実現に向けては、温室効果ガス(CO2以外のメタン、フロンなども含む)の85%、CO2の93%を排出するエネルギー部門の取組が重要。
- 次期エネルギー基本計画においては、エネルギー分野を中心とした2050年のカーボンニュートラルに向けた道筋を示すとともに、2050年への道筋を踏まえ、取り組むべき政策を示す。
上記の内容を発表しています。(資源エネルギー庁のサイトで)
課題の抽出に対するヒントが満載です。
必ずチェックして下さい。