【技術士二次試験】細かい要求が増えるかもしれない

2021/04/28

細かい要求が増えるかもしれない

既に、申込書を提出されたと思います。
そして、毎年、この頃からモチベーションが低下する方が増えます。
本来なら、申込書を出したのですから、ここから先は前に進むしか無いはずです。

それと、今さらですが今年は業務の詳細の書き方について技術士会の説明が変わりました。
皆さん、令和3年度の受験申込み案内はご覧になったと思います。

31ページには以下の記載があります。

⑤ 業務内容の詳細 (必ず記入すること。)
* 業務経歴の「詳細」欄に○を付したものについて、業務内容の詳細(「目的」、「立場と役割」、「技術的内容及び課題」、「技術的成果」など)を、720字以内(図表は不可。半角文字も1字とする。)で、簡潔にわかりやすく整理して枠内に記入する。
* 業務経歴の「詳細」欄に○を付した業務経歴の期間中に業務内容が複数にわたる場合は、その中から1つの業務を選んで記入する。
* 総合技術監理部門を申し込む場合は、総合技術監理の視点(経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理)から記入する。

つまり、総監は別にして、一般部門の場合は、
(「目的」、「立場と役割」、「技術的内容及び課題」、「技術的成果」など)を記入します。
もちろん、「簡潔にわかりやすく整理して枠内に記入」して下さい。

こんな具体的な指示が出たのは初めてのことです。
若しかすると、問題文の方も、これまでよりもさらに詳細な指示が出るかもしれません。

その場合、問題文をよく読んで問題文の要求に従って下さい
こればかりは、予測できることではありません。
そのときの読解力と判断力で解答するしかないと思います。

技術士会の定義では、問題解決能力とは、「業務遂行上直面する複合的な問題に対して、これらの内容を明確にし、調査し、潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること」、「複合的な問題に関して、相反する要求事項、それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上で、複数の選択肢を提起し、解決策を合理的に提案し、または改善すること」と説明しています。

上記の能力が解答に表現されないと合格出来ないのです。
逆に言うと、この部分は変わりません。
今回の申込書の説明は、あまりに色々なパターンで送られてくる「業務の詳細」をある程度型にはまった表現で揃えたかったのだと思います。

No Image 匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。


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