【技術士二次試験】自然災害大国日本

2021/04/01

自然災害大国日本

日本は災害大国で多くの自然災害のリスクがあります。特に、東日本大震災をはじめとした巨大地震による被害も多いことが特徴です。

地震のほかにも日本では様々な自然災害が発生していますが、具体的にはどんな種類があるのでしょうか?
気象庁のサイトから見てみましょう。

暴風
平均風速が15~20m/sになると、歩行者の転倒や高速道路での車の運転に支障が出始める。さらに強くなると、建物の損壊・農作物の被害・交通障害被害等が発生する。

豪雨
短時間に多量に降る大雨のこと。一定範囲で数時間にわたって降る大雨は『集中豪雨』と呼ばれる。数十分単位の短い時間、狭い範囲に集中した大雨は『局地的豪雨』と呼ばれる。

豪雪
雪による雪害の中で、程度の著しいものを指す。豪雨に準じた意味で使われ、短時間・狭い範囲に集中した大雪は『局地的豪雪』と呼ばれる。

洪水
大雨や融雪などによって、河川の流量が異常に増加し、河川の水が堤防を越えたり、堤防が決壊することによって起こる氾濫を洪水と呼ぶ。

高潮
台風、または発達した低気圧の通過によって引き起こる、潮位の上昇。海面の吸い上げ効果(気圧)と海水の吹き寄せ効果(強風)で潮位が高くなり、高波が発生する。

地震
地下の岩盤(プレート)がぶつかりあったり、すれ違うことによって起こる現象。地下の岩盤がずれに耐えきれなくなったときに揺れを引き起こす。

津波
地震などによって生じる、高波のこと。海底や海岸地形が急変することで、海洋上に大規模な『波の伝播』が起こる現象。

噴火
火山からマグマや火山灰などが急速に噴き出す現象。

特に地震に関しては
https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/higai/higai1996-new.html

上記に詳しく載っています。
これだけの災害から国土を守り、国民の安全を守るのがインフラ整備を行なう技術者です。
直接の被害から守るだけではありません。
電気、ガス、上下水道が破壊されては生活が成り立ちません。
建物は倒壊せず命は守られたけど、そのあと停電と給水停止で生活も仕事も出来なかったと言うのであれば、それは対策不足です。

災害対策の問題で解答を書くとき以下のことは注意してください。

西日本地震活動期説とか南関東地震活動期説などがあります。
これは解答に入れない方が良いと思います。
地震学会では認めていません。
気象庁も同じです。

それと、地球の気候変動に関して、台風が激甚化するとか、降雨量が増えると書くのも止めた方が良いと思います。
短時間豪雨回数は増えていますが、年間の平均雨量は増えていません。また、台風も激甚化していません。
試験の解答は根拠が明確なものだけ書くようにしましょう。

No Image 匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。


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