【技術士二次試験】最も重要なこと3つを守ろう

2020/09/10


最も重要なこと3つを守ろう

長い試験対策期間も間もなく終了です。
あと10日ほどで試験です。

試験会場ではこれまでの注意点を思い出して下さい。
色々、厳しいことも書いたと思いますが、どれも評価を上げるために有効と思われる方法を書いたつもりです。
もちろん、論文に絶対基準はありません。
他にも良い書き方はあるでしょう。

注意点について全てを思い出すことができないと言う方もいます。
最も重要なことを3つだけ、挙げます。

1)問題文の要求通りに答えること。
2)主語と述語の関係に注意し、50文字を目安に文章を切ること。
3)いきなり解答に入らないで、先ず骨子を十分に考えること。

この3つを絶対に守って下さい。
課題を問われたら「~~が課題である」
留意点を問われたら「~~留意する」
リスクを問われたら「~~がリスクである」
検討項目を問われたら「~~を検討する」
このように、問題文に合せて答えるようにして下さい。
こんなところで、オリジナリティーを発揮する必要はありません。

先ず、これが最も重要です。
文章番号や、1マスの文字数などはこれに比べれば小さいことです。
間違えば減点ですが、1文字誤字があったからと言って、それで不合格にはなりません。
逆に、課題を問われているのに、課題を書かなければそれだけで不合格は間違いないと思います。

また、課題が伝わらなければ、解決策も伝わりません。
先ず、課題が何かを読み手に伝えることが最も重要だと思って下さい。
もう一つ、重要なこと。

問題番号の書き忘れ。
受験番号の書き忘れ。
部門、科目、専門とする事項の書き忘れ。

これで毎年100名近くが不合格になっています。
特に、問題番号は、一度記入して解答に取りかかってから、「やっぱり別の問題にしよう」と変更することがあります。
この時、問題番号を修正しなければ間違った番号のままとなります。
注意して下さい。
番号違いでは0点です。

こんなことで不合格では泣くに泣けません。
私の知る範囲でこの7年間で3名そんな人をしっています。

以上、これまで何度も書いたことですが、しつこくしつこく注意します。
そして、技術士になって活躍して下さい。

No Image 匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。