2020/08/06
課題の書き方
課題の書き方を少し説明します。
これまで、何度も以下のように説明しています。
先ず、課題が分るようなタイトルにして下さい。
よくある間違いに以下があります。
1.生産年齢人口の減少
~~
~~生産性の向上が課題である。
です。
タイトルは課題になっていません。
上記の場合なら、
1.生産性向上
~~
~~生産性の向上が課題である。
となります。
要するに課題を表すタイトルを考えて入れて下さい。
さらに、課題を説明した最後に~~が課題である。
と入れて下さい、読み手に伝わります。
こんな書き方を説明したと思います。
ここで皆さんを混乱させてしまう恐れはあるのですが、もう一つの書き方も説明します。
9:1ぐらいの少数派ですが、以下の書き方もあることを理解して下さい。
1.多面的な課題の抽出(以下の内容は仮のものです)
1)コスト縮減につながる維持管理の省力化が課題である。
2)設計段階でのLCAを考慮した長寿命化が課題となっている。
3)生産年齢人口の減少による技術者不足が重要な課題と考える。
上記のように箇条書きの1行で、課題を抽出します。
その後課題を比較するように説明を入れますが、そのときタイトルは
4)3つの課題分析(もし課題が4つなら4つの課題分析)
このようにして、課題比較しつつ説明します。
これで明確に分析したことになります。
課題を1つ1つ説明した方が課題は分り易いと思いますが、上記の方法だと分析が明確になります。
どちらが良いとは言えません。ある程度は好み問題です。
理想は両方とも解答出来るようになることです。
問題に合せて、選択できるようになればOKです。
もう一つ、Ⅱ-2の調査、検討項目です。
これも必ず、~~調査する。~~検討する。この書き方で解答して下さい。
ただし、通常は調査した内容を見て、「これは?」と思ったところを検討すると思います。
調査データを闇雲に検討しません。
ですから、全ての調査データを検討する必要もありません。
先ず、調査を行いその中から検討して下さい。
調査無しの検討だけも不可です。
調査した結果があるから検討できます。