I-Construction

2020/07/02


I-Construction

建設部門の筆記試験でとても重要なキーワードそれが「i-Construction」です。

https://www.mlit.go.jp/common/001137123.pdf

Constructionの目指すべきもの
(1)生産性の向上
ICTの全面的な活用により、将来的には生産性は約2倍。施工時期の平準化等による効果とあわせ、生産性は5割向上
(2)より創造的な業務への転換
ICT化による効率化等により、技能労働者等は創造的な業務や多様なニーズに対応
(3)賃金水準の向上
・生産性向上や仕事量の安定等により、企業の経営環境が改善し、賃金水準向上と安定的な仕事量確保が実現
(4)十分な休暇の取得
・建設工事の効率化、施工時期の平準化等により、安定した休暇取得が可能
(5)安全性の向上
・重機周りの作業や高所作業の減少等により、安全性向上が実現
(6)多様な人材の活用
・女性や高齢者等の活躍できる社会の実現
(7)地方創生への貢献
・地域の建設産業の生産性向上により多くの魅力ある建設現場を実現し、地域の活力を取り戻す
(8)希望がもてる新たな建設現場の実現
・「給与、休暇、希望」を実現する新たな建設現場
(9)広報戦略
・建設現場や建設現場の仕事が魅力的になること、i-Constructionの導入効果について、周知が必要

たった1つのキーワードでこれだけのこと狙っているプロジェクト
です。
逆に意味が有りすぎて使い方に困る訳です。

i-Construction(アイ・コンストラクション)とは、国交省が掲げる20個の生産性革命プロジェクトのうちの一つで、測量から設計、施工、検査、維持管理に至る全ての事業プロセスでICTを導入することにより建設生産システム全体の生産性向上を目指す取組みです。
20個のプロジェクトは

https://www.mlit.go.jp/common/001236874.pdf

逆に、文部科学省のSociety5.0とは、異なり実態は具体的です。早い話、以下の3つを重点的に進めることでi-Constructionを行っていると言えるのです。

国交省は数ある取り組みの中でも下記の3つを「トップランナー施策」として定め、2016年度から本格的に推し進めています。
1.ICTの全面的な活用(ICT土木)
2. 規格の標準化(コンクリート工)
3. 施工時期の標準化
「i(アイ)」と頭文字がつくこともあり、i-Constructionというと建設業界にICTを導入するための政策だと思われがちですが、ドローンや CIMといったICTの導入が関係するのは上記3つのうち1つのみで、他の2つの施策はあまりICTには関係がありません。
これは、「土木およびコンクリート工の生産性は30年前からほとんど進展していない一方で、両工事に従事している技能労働者は全体の40%を占める」といった事実から、あくまでも「生産性の向上」という目的ありきで優先順位をつけたからだと思われます。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。