課題の書き方を少し説明します2
日本では地震が頻繁に発生します。
https://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/index.php
地震の発生回数は、気象庁のサイトで簡単に調べることができます。
上記サイトで1990年1月1日~2020年4月20日の震度6弱以上の地震発生回数は、何と59回。30年でおよそ60回、毎年日本のどこかで2回は震度6以上の地震が発生していることになります。
もちろん、熊本地震があった2016年は1年で7回。
東日本大震災のときは、1年で9回、震度6弱以上の地震が発生しています。
ただし、地震活動期に関しては地震学会として公式に認めていません。
と言うのは、100年単位程度で地殻の動きに変化がでることは通常あり得ないからです。
とは言え、1930年から1999年までの70年で、震度6以上の地震を検索すると14件しかありません。2000年から2020年までだと20年で53回です。
データを見ると不安になりますよね。
もし、解答に地震のデータを記入するときは、西日本地震活動期説、南関東地震活動期説のことは解答に入れないことをお勧めします。
次に、地球温暖化と台風です。
これも誤解が多いのでしっかり理解して下さい。
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/generation/generation.html
気象庁のサイトで発生回数は調べることができます。
70年間のデータがありますが、特に変化はありません。
次に、大型台風、つまり中心気圧の低い台風を見て下さい。
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/ranking/air_pressure.html
ほとんどが、1950~1960年代に集中しています。
新聞には、「過去最大級」と言う言葉が頻繁に出ますが、マスコミの形容詞に騙されないようにして下さい。
全てのデータの裏付けを取るのは無理かもしれませんが、可能な限り自分でも調べて下さい。今でも、ときどき高度経済成長期に集中的に作られたインフラ云々の文言を解答用紙に見ることがあります。
これもしつこいですが
日本経済が飛躍的に成長を遂げた時期は、1954年(昭和29年)12月から1973年11月までの約19年間です。
高度成長期に作られたものなら、4年後に100%が築後50年です。
そして、日本のインフラは
https://www5.cao.go.jp/keizai2/ioj/index.html
ここにある通りです。
社会資本の多くは高度経済成長以降に整備されています。
技術士ですから、データを根拠に入れて解答して下さい。