【技術士二次試験】Ⅱ-2は解答をストーリーで繋げて下さい

Ⅱ-2の問題ではどの部門、科目でも設問の形式がほとんど同じになりました。

2020/03/19


Ⅱ-2は解答をストーリーで繋げて下さい

R01:鋼構造コンクリート
Ⅱ-2-1
(1)技術開発の目的とその事例を1つ挙げ、調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ。なお、開発技術として既往の技術を挙げてもよい。
(2)業務を進める手順について、留意すべき点、工夫を要する点を含めて述べよ。
(3)業務を効率的、効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

R01:電気応用
Ⅱ-2-1
(1
)次世代パワー半導体について簡潔に述べた後に、調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ。
(2)業務を進める手順について、留意すべき点、工夫を要する点を含めて述べよ。
(3)業務を効率的、効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

他の科目も同じようなものです。
最初に見たときはビックリしました。こんなに揃えて良いのか?
そう思ったのです。

要するに、
設問1で調査、検討すべき事項を述べる。
設問2で業務を進める手順と、業務を進める中で必要な留意すべき点、工夫を要する点を述べる。
最後、設問3で業務を効率的、効果的に進めるための関係者との調整方策を述べる。

こう言うことです。そして、その前提として、ほとんどの場合、解答者は責任者に任命されたり、マネージャーとして参画することになっています。
つまり、設問にはいち担当者ではなく、責任者の立場で解答します。
と言うよりも解答者が、責任者であるように表現されなければなりません
言い換えると、創作です。
ときどき、「そのような立場になったことがない場合は、どうすればよいのでしょうか?」と質問を受けますが、創作ですから、そこは自身で考えるしかありません。
このとき、設問1の調査、検討は何のための調査、検討なのか考えて下さい。
通常は、業務を進めてから「えっ!」と言うようなことにならないように、事前に何か起りそうな工程に目星を付けて検討すると思います。
ですから、設問1の調査、検討部分は設問2の工夫を要する点に繋がります。
また、それが入ると、読み手は、「だから事前に検討したのか!」と納得します。

ですから、ストーリーを繋げて、読ませる解答にして下さい。

No Image 匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。


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