2020/02/06
前回、
『「イシューからはじめよ」~知的生産の「シンプルな本質」~ 安宅和人 (あたか かずと)』
を引用して分析について書きました。
この本のことはもっと知って頂きたいのですが、今回は分析の部分をもう少し具体的に説明します。
この抽出した課題の書き方ですが、正直、皆さん分析が上手く出来ていないと思います。
分析の結果(つまり比較の結果)、最も重要な課題がわかるようになっていなければなりません。
ここの書き方は、設問2で選択する予定の「最も重要な課題」を最後(3つめ)に置く方が良いと思います。
先ず、冒頭から、それぞれの課題を説明しています。
それで、最後に
「比較分析した結果、〇〇の課題が最も重要な課題と考えられる。」
と書けば、何となく分析された感じになります。
また、課題の説明も最も重要な課題を少し厚めに説明すれば良いと思います。
この方法で解答すれば、設問2で最も重要な課題を入れる時に、読み手は「どうしてこの課題が最も重要な課題?」と疑問を持たないはずです。
本気で、比較分析しようとすれば、どうしてもある程度の文章量が必要になります。
上記の方法ならそれがありません。
まあ、アイディアの一つとして考えてください。
解答は読み手に伝わり、読み手が納得しなければ評価されません。
内容と同じくらい、書き方が重要です。
次回、また「イシューからはじめよ」に戻ります。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。
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