分析していますか?

令和元年の試験から、必須問題と、選択のⅢでは、設問1で課題の抽出と分析を求めるようになりました。

2020/01/16

口頭試験の頻出問題2


分析していますか?

令和元年 機械
Ⅰ-1
( 1 )機械製品のものづくりの手法を上記の考え方に沿って転換する場合に必要な検討項目を、技術者としての立場で、多面的な観点から複数の課題を抽出し分析せよ。

Ⅰ-2
( 1 )持続可能な社会実現のための機械機器・装置のものづくりに向けて,あなたの専門分野だけでなく機械技術全体を総括する立場で,多面的な観点から複数の課題を抽出し分析せよ。

令和元年 建設:土質
Ⅲ-1
( 1 )膨大な数の地盤構造物を対象にした点検から維持管理までの一連の計画を策定するに当たり、技術者としての立場で多面的な観点から課題を抽出し分析せよ。

Ⅲ-2
( 1 )地盤構造物の計画及び建設に当たり、地盤の不確実性の影響に対応するため、技術者としての立場で多面的な観点から課題を抽出し分析せよ。

令和元年 金属:金属加工
Ⅲ-1
( 1 )グローバル人材を確保・育成するに当たって、技術士の立場として多面的な観点からその方法を抽出し分析せよ。

Ⅲ-2
( 1 )自己の業務とのかかわりが深く、かつ、 リサイクル利用の進む金属資源を1つ挙げ、その現状を述べよ。また、その金属資源に対して、金属加工の立場からの複数の課題を抽出し、分析せよ。

他の部門や科目でも同じようなものです。

これらの問題にたいし、解答者の皆さんは、必ず複数の課題を挙げます。つまり抽出です。
そこまでは、良いのですが分析ができていません。
分析が出来ていないので、設問2で「最も重要な課題」を挙げる時に、その理由を書いています。しかし、設問2の問題文に「最も重要な課題を挙げ、その理由を答えよ。」とはありません。
最も重要な課題は、設問1の中の分析結果から明らかになっていなければならないのです。

では、分析とは何でしょうか?
これから何回かに分けて分析についてご説明したいと思います。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。