2019/08/15
この時期に始める口頭試験対策ですが、先ずは申込書に記入した「業務の詳細」を読み返して下さい。
4月に書いたはずですから、ほどよく忘れているはずです。
もちろん、それで構いません。
他人の目で自分の文章を読むことが出来るはずです。
ですから、他人の目で、分かり難いところを探して下さい。
それと、筆記試験論文の再現は終っていますか?
質問されるかどうか、それはハッキリしませんが質問される可能性はあります。
なるべく再現して下さい。
それと、もう一つ、試験会場で解答しなかった問題を解答して下さい。
時間は掛かっても構いません。
色々調べて、しっかり解答して下さい。
これも口頭試験で質問される可能性はあります。
また、試験会場で解答しなかった問題を後からしっかり解答するということは、継続研鑽になります。
つまり、技術士になる前からCPDをしっかり行っているということです。
平成25年~30年までの口頭試験評価項目
I .受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容及び応用能力
筆記試験における答案(課題解決能力を問うもの)と業務経歴により試問
① 経歴及び応用能力
Ⅱ.技術士としての適格性及び一般的知識
② 技術者倫理
③ 技術士制度の認識その他
上記が、平成30年までの評価項目でした。
これが、今回から以下の様に変わります。
令和元年からの口頭試験評価項目
Ⅰ.技術士としての実務能力
① コミュニケーション、リーダーシッ
② 評価、マネジメント
Ⅱ.技術士としての適格性
③ 技術者倫理
④ 継続研鑽
これを文章通りに読み解くと、業務の詳細も業務経歴も筆記試験の内容も質問されないようにも取ることができます。
しかし、それほど急激に変更するとも思えません。
ですから、先ず、今の段階では業務経歴、業務の詳細、筆記試験の内容に目を通して下さい。
その上で、新しい評価項目に対し、対策を始めましょう。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。