技術士の業務を忘れずに2
技術士試験は3万人が14,000円を払って、受験申込み書を提出します。
技術士会にとっては、4億2千万円です。
しかし、受験する人は2万2~3千人です。
ざっくり25%は受験しません。
つまり、この時期から、試験日までに7,000人が受験を止める決意? をします。
「今年は仕事が忙しいから、無理だ!」
「来年でもいいや!」
「勉強する時間がないから来年にしよう」
理由はいくらでもあります。
おそらく、3枚の解答用紙を埋められるくらいあるでしょう。
でも、受験できない理由をいくら挙げても仕方がありません。
ここは、視点を変えて、できる方法を考えませんか?
そのほうが、生産的です。つまり、生産性向上です。
皆さんは、問題文にこの言葉「生産性向上」を見つけると、その解答を一生懸命考えるはずです。
ですから、それを自分の試験対策にも当てはめて考えて下さい。
自分の仕事や生活時間の生産性を向上させて、試験勉強に向かって下さい。
論文試験の勉強は、最初のうち、どうしても自分の論文力の向上が見えず、モチベーションが続きません。一月ぐらいは何とかなっても、2ヶ月、3ヶ月となると気持ちが持たないものです。
通信講座では特にそうでしょう。
とは言え、リアル講座を行っても、その日や次の日ぐらいは、やる気を見せますが、2日、3日、1週間と経つうちに、心の中の炎は消えてしまいます。パソコンに向かって解答を書く気持ちは、朝霧のごとく、どこへいったのやらと言った感じです。
モチベーションは、高める必要はありません。
モチベーションが上がりっぱなしの人は、むしろおかしいでしょう。
モチベーションは、管理するものです。
いつも同じで良いのです。
先日引退したイチロー選手の話です。
私は特に野球ファンではないし、テレビで野球も見ません。
しかし、これまで二人、王さんとイチローさんが引退したときは、何となくさみしさを感じました。
試合を見ている訳ではないのにです。
まあ、そのイチロー選手ですが
イチロー選手は、小学校の頃からずっと野球ではトップクラス。着々と自分の道を夢に向かって歩いていました。
言い換えると、「ずっとモチベーションの高い人」のように見受けられます。
しかし、イチロー選手とて人間です。
常にモチベーションをキープしているわけではありません。そんな人間がいる訳ないのです。
ただ、イチロー選手は、モチベーションが低いときも、継続して練習に取り組めるよう調整したり、ここぞというときにモチベーションを高めたり、自らコントロールしているはずなのです。
これは、イチロー選手だからできるのではありません。
皆さんも絶対にできます。
そして、世界記録を作るより、技術士試験に受かる方が遙かに簡単です。