2019/05/02
技術士試験は3万人が14,000円を払って、受験申込み書を提出します。
技術士会にとっては、4億2千万円です。
しかし、受験する人は2万2~3千人です。
ざっくり25%は受験しません。
つまり、この時期から、試験日までに7,000人が受験を止める決意? をします。
「今年は仕事が忙しいから、無理だ!」
「来年でもいいや!」
「勉強する時間がないから来年にしよう」
理由はいくらでもあります。
おそらく、3枚の解答用紙を埋められるくらいあるでしょう。
でも、受験できない理由をいくら挙げても仕方がありません。
ここは、視点を変えて、できる方法を考えませんか?
そのほうが、生産的です。つまり、生産性向上です。
皆さんは、問題文にこの言葉「生産性向上」を見つけると、その解答を一生懸命考えるはずです。
ですから、それを自分の試験対策にも当てはめて考えて下さい。
自分の仕事や生活時間の生産性を向上させて、試験勉強に向かって下さい。
論文試験の勉強は、最初のうち、どうしても自分の論文力の向上が見えず、モチベーションが続きません。一月ぐらいは何とかなっても、2ヶ月、3ヶ月となると気持ちが持たないものです。
通信講座では特にそうでしょう。
とは言え、リアル講座を行っても、その日や次の日ぐらいは、やる気を見せますが、2日、3日、1週間と経つうちに、心の中の炎は消えてしまいます。パソコンに向かって解答を書く気持ちは、朝霧のごとく、どこへいったのやらと言った感じです。
モチベーションは、高める必要はありません。
モチベーションが上がりっぱなしの人は、むしろおかしいでしょう。
モチベーションは、管理するものです。
いつも同じで良いのです。
先日引退したイチロー選手の話です。
私は特に野球ファンではないし、テレビで野球も見ません。
しかし、これまで二人、王さんとイチローさんが引退したときは、何となくさみしさを感じました。
試合を見ている訳ではないのにです。
まあ、そのイチロー選手ですが
イチロー選手は、小学校の頃からずっと野球ではトップクラス。着々と自分の道を夢に向かって歩いていました。
言い換えると、「ずっとモチベーションの高い人」のように見受けられます。
しかし、イチロー選手とて人間です。
常にモチベーションをキープしているわけではありません。そんな人間がいる訳ないのです。
ただ、イチロー選手は、モチベーションが低いときも、継続して練習に取り組めるよう調整したり、ここぞというときにモチベーションを高めたり、自らコントロールしているはずなのです。
これは、イチロー選手だからできるのではありません。
皆さんも絶対にできます。
そして、世界記録を作るより、技術士試験に受かる方が遙かに簡単です。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。