ここで試験対策を見直し修正
この時点で、申込書を提出した方、まだ未提出の方、両方いると思います。
とにかく、技術士を受験するなら、申込書を出して下さい。
そして、このタイミングで学習計画を見直して下さい。
当初立てた計画通りの方でも、このタイミング見直して下さい。
問題に対する、得意不得意も自分で分ってきたと思います。
試験では、苦手な問題で不合格になります、苦手な問題を克服するようにトレーニングして下さい。また、どうして、その問題が苦手なのか良く考えて下さい。
得意不得意にはほとんどの場合、しっかり理由はあるものです。
設計業務主体の方と、現場業務主体の方でも得意不得意は異なります。
問題は、業務による不公平感がでないように満遍なく出題されると思います。
しかし、それでも一部特殊な業務の方は、「こんなこと経験したことがない」と思うような問題ばかりのこともあるはずです。
そんなときでも諦めるわけには行きません。
これは、日頃の練習で対策するしかないのです。
また、Ⅱ-2の想定問題では、「統括管理者として」とか「管理責任者として」などの想定もあります。若い方では、「そんな立場になったことがない」、と言う場合もあると思います。
これは、日頃、自分の上司や部門長の業務を見て、自分なりに考えるしかありません。
また、解答のテクニックとしては、部下、メンバーの教育を入れるように考えて下さい。
留意点も、教えたことが理解されているのかどうかは、分りません。
ですから、それがそのまま留意点になります。
ところで、その留意点ですが、解答を見ていると誤解が多いので、ここで再び説明します。
留意点は、リスクと似ています。
ただし、リスクは評価を行い、発現率と影響度をかけ算します。
留意点は、それがありません。
留意点とは何か、留意とは注意より一段したの意識レベルです。
夜道に注意、車に注意とは言いますが、車に留意とは言いません。
今は、問題が無いから対策しないけれど将来問題が発生するかもしれないから心に留めて置くことが留意点です。
あるいは、今は潜在的な問題であり、将来顕在化する恐れがある事象と理解して下さい。
そのため、将来に含みを残すような事象を考えて、それを解答に入れると良くなります。
顕在化した問題なら対策して下さい。
潜在的な問題だから留意するのです。
発現しないかもしれないけど、発現すると困るから、心に留めておくべきことです。
大地震は、確率的に低いですが影響度は極大ですから、対策します。