2019/01/17
専門的学識と応用能力を問う問題です。
これまでとほぼ、同じような問題でしょう。
また、出題数は解答数の2倍程度と言うことなので、恐らく2問出題で、1問解答です。
科目が統合された方は、範囲が少し広がります、それだけ注意して下さい。
ただし、評価項目はこれまでと違って、明確になりました。
Ⅱ-1は
「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、専門的学識、コミュニケーションの各項目」の2つ。
Ⅱ-2は
「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、専門的学識、マネジメント、コミュニケーション、リーダーシップの各項目」の4つです。
また、これまでに何度かお伝えしましたが、コミュニケーション能力とは、明確で分りやすい文章を書く力です。口頭試験では、ありませんから口頭で伝える能力ではないのです。
コンピテンシーの説明では、以下のような説明になっています。
「文書等の方法を通じて」と「明確かつ効果的な意思疎通」、「社会的文化的多様性を理解」この3つに注意して下さい。
明確で効果的な意思の疎通には、図表を使った解答も含まれます。機械部門のように図面を必要とする科目はもちろんですが、それ以外でも概念図や、フレームワークなどの図・グラフを書けるようになって下さい。白書には多くの図表・グラフが使われています。文章で書いてある部分以外にも、学ぶところは多いのです。問題意識を持って白書を読みしょう。
建設部門の方は、国土交通白書を必ず読むと思いますが、それ以外にも以下の白書は重要です。
などです、他にも政府の刊行ではありませんが、インターネット白書(インターネット協会)や情報メディア白書(電通総研)なども部門によっては参考になるでしょう。
2~3年以内の白書を大まかに目を通して下さい。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。