2019/01/10
そろそろしっかり準備に入りましょう。
2月3月は、年度末で業務が忙しくなる方もいると思います。
今月中に、学習計画表を作成して下さい。
次に、自分が受験する部門と科目が決まっている方は、過去問題をダウンロードして下さい。
その中には、31年度から科目が統合される方もいると思います。
その方は、二つの科目の問題をダウンロードする必要があります。
Ⅱ-1とⅡ-2の問題は、形式がほとんど変わらないと思います。
専門知識と応用能力が問われる問題です。Ⅱ-2は、これまでと同じように状況が設定されて、その状況の中で問題解決能力を行う一種のロールプレイのような問題です。
Ⅱ-1の評価項目は
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、専門的学識、コミュニケーションの各項目です。
Ⅱ-2の評価項目は
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち、専門的学識、マネジメント、コミュニケーション、リーダーシップの各項目です。
ちなみに、専門的学識(専門知識)とコミュニケーション能力だけは、4種類全ての問題で問われる能力です。筆記試験なのにコミュニケーション能力とは変な感じですが、要するに文章の表現能力です。技術士会が発表したコンピテンシーの定義では、コミュニケーション能力を次のように説明しています。
ですから、あなたの解答論文は、「明確かつ効果的」に試験委員に伝えなければなりません。それが、できないと減点されます。
論理的な文章を明快な言葉で書いて下さい。
技術士試験の解答では、文章は一文一意、50文字で黄色信号、70文字で赤信号と覚えて下さい。それと、主語と述語は極力近づけて下さい。また、試験の文章は名文である必要はありません。事実と意見を一文一意で淡々と積み重ねて解答して下さい。形容詞や副詞を極力避けて、具体的な数値データで解答するように心がけましょう。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。