技術士二次試験31年度の変更点

皆さん、明けましておめでとうございます。

2019/01/03

技術士二次試験31年度の変更点

今週中は、試験勉強も休みと考えている方も多いでしょう。まあ、休むときは休んで、疲れが取れたら、しっかり試験対策を始めて下さい。

このコーナーでもすでに何度かご説明していますが、31年度の技術士二次試験の変更内容が12月に公開されました。と言っても、これまで分っていたところが、もう少し詳細に分っただけともいえます。

先ず、昨年までは、以下の試験内容でした。
(総合技術監理部門を除く一般部門)

試験科目

問題の種類

試験方法

試験時間

配点

必須試験

(部門全体)

技術部門全体に渡る専門知識

択一式

20問出題

15問解答

1時間30分

30点

選択科目Ⅱ

(選択科目ごと)

選択科目に関する専門知識及び応用能力

記述式3問

600字詰め解答用紙

4枚で解答

2時間

40点(註1)

選択科目Ⅲ

(選択科目ごと)

選択科目に関する課題解決能力

記述式1問

600字詰め解答用紙

3枚で解答

2時間

40点(註1)

註1:それぞれ40点だが合算して80点満点で評価される。
60%以上で合格。

それが、31年度からは、以下の内容になります。

上記の内容が31年度から以下のように変わる。(2018年12月3日時点での情報)

試験科目

問題の種類

試験方法

試験時間

配点

必須試験

(部門全体)

技術部門全体に渡る専門知識、応用能力、問題解決能力及び、課題遂行能力

記述式1問

600字詰め解答用紙

3枚で解答

出題数は2問程度

2時間

40点

選択科目Ⅱ

(選択科目ごと)

選択科目に関する専門知識及び応用能力

記述式2問

600字詰め解答用紙

3枚で解答

出題数は回答数の2倍程度

3時間30分

休憩時間は無し。

30点(註1)

選択科目Ⅲ

(選択科目ごと)

選択科目に関する問題解決能力及び課題遂行能力

記述式1問

600字詰め解答用紙

3枚で解答

出題数は2問程度

30点(註1)

註1:それぞれ30点だが合算して60点満点で評価される。
60%以上で合格。

ご覧の通り、Ⅱ-1とⅡ-2は変更ありません。解答数はⅡ-1が2問でしたが、1問に変わるだけです。
Ⅲの問題は、選択科目に関する課題解決能力を試される試験から、選択科目に関する問題解決能力及び課題遂行能力を試される試験に変わります。
最も、大きな内容変更は、午前中の問題でしょう。

これは、部門まるごと同じ問題を解答します。30年度まではこれが択一試験でした。31年度からは、3枚で解答する論文問題に変わります。試される能力は、技術部門全体に渡る専門知識、応用能力、問題解決能力及び、課題遂行能力です。随分沢山ありますね。おそらく長文の問題になると思います。配点も40点と大きいので、ここで点数を落すと合格出来ないでしょう。しっかり対策して下さい

午後も、内容以上に、休み無しでⅡ-1、Ⅱ-2、Ⅲを解答しなければなりません。解答用紙6枚で、3時間半です。これも時間配分を間違えると、時間切れで終る可能性があります。日頃から、自分の解答時間を記録して、1枚何分で解答できるのかを知っておくことが重要です。一般論ですが、解答用紙1枚当り、22~23分で解答できるようになって下さい。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。