口頭試験の頻出問題16

年内最後の記事になりました。
早いモノで既に80回になります。

2018/12/27

口頭試験の頻出問題16

来年からは、31年度の試験について色々ご説明します。
口頭試験に関しては今回が最後です。

模擬口頭試験で、「口頭試験の目的は何ですか?」と変則的な質問をするとほとんどの人が答えられません。
しかし、口頭試験で問われる内容は技術士会が公開しています。
平成30年までの口頭試験では以下の内容が問われます。

Ⅰ.受験者の技術的体験を中心 とする経歴の内容及び応用 能力
  • 「経歴及び応用能力」   60点

Ⅱ.技術士としての適格性及び 一般的知識

  • 「技術者倫理」 20 点
  • 「技術士制度の認識その他」 20点

これが問われる内容です。
ハッキリ言います、これくらいは調べて下さい。
自分が何を試されるのか分らないで、試験を受けますか?
また、暗記だけで口頭試験を乗り切ろうと思っていませんか?

そもそも、平均年齢42歳の人が受験する技術士試験は暗記で勝負の試験ではないのです。
繰り返しますが、口頭試験で問われる「応用能力」とは何ですか?

応用能力=あなたの知見・経験・知識を使って新たな問題を解決する力

です。
例えば筆記試験のⅡ-2では背景となる条件が与えられます。
その条件の中で解答者が問題を解決するわけです。そのときに、与えられる条件は通常経験したことがありません。しかし、あなたは日頃の業務経験で培った知見・学識・考え方を使って複雑な状況の中で問題を解決します。

口頭試験ではそれを、口頭でやり取りします。
そのときの受け答えや、態度、表情なども試験委員は見ています。
自信を持って答えているか、適当に答えているか、見れば何となく分ります。
まして、あなたにとっては、初めての口頭試験でも、試験委員は何十人と見ている訳です。

でも、良く考えて下さい。問題解決なら普段の業務で行っています。
試験ではそれが表現できれば良いのです。

ですから、アウトプットの練習をして欲しいのです。
筆記試験も口頭試験もそこに行き着くはずです。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。