2018/12/20
総合技術監理部門の方は、年明けが多いですからまだ、準備中と言ったところでしょう。
今年は、自然災害が頻発したので、それに関連した質問も多いようです。
フィールド系の部門はもちろんですが、工場内の業務でもサプライチェーンに関連した事業継続の質問はあります。
自分が所属する会社として特に取り組んでいない場合でも、ご自身は何か考えて答えられるようにして下さい。
中小企業庁のサイトを見ても
http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_c/bcpgl_01_1.html
しっかり取り組んでいる会社は、それほどありません。
大企業は実施していると思いますが、上部単位では分りません。
その辺りも、調べて答えられるようにして下さい。
最近は少し意地悪な質問も増えているようです。
また、今年は筆記試験が厳しかったから、口頭試験は甘くなるかもしれないと希望的な予測をしている人もいるようです。
本当かもしれません、しかし、それを当てにすると後で後悔します。
どんなに厳しい場合でも、絶対に合格出来るように準備して下さい。
三義務二責務の他に、
【 技術士プロフェッション宣言 】
われわれ技術士は、国家資格を有するプロフェッションにふさわしい者として、一人ひとりがここに定めた行動原則を守るとともに、社団法人日本技術士会に所属し、互いに協力して資質の保持・向上を図り、自律的な規範に従う。これにより、社会からの信頼を高め、産業の健全な発展ならびに人々の幸せな生活の実現のために、貢献することを宣言する。
【 技術士の行動原則 】
高度な専門技術者にふさわしい知識と能力を持ち、技術進歩に応じてたえずこれを向上させ、自らの技術に対して責任を持つ。
顧客の業務内容、品質などに関する要求内容について、課せられた守秘義務を順守しつつ、業務に誠実に取り組み、顧客に対して責任を持つ。
業務履行にあたりそれが社会や環境に与える影響を十分に考慮し、これに適切に対処し、人々の安全、福祉などの公益をそこなうことのないよう、社会に対して責任を持つ。
これは暗記する必要はありませんが、概念を理解するところまで、読み込んで下さい。
特に難しいことを言ってはいません。
しかし、重要です。
と言うか、模擬口頭試験で質問すると、「技術士プロフェッション宣言」を知らない人もいます。
せめて、その存在は知っておきましょう。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。