2018/10/25
口頭試験の準備は進んでいますか?
昨年は、「筆記がダメだと思って口頭試験の準備は全くしていませんでした。でも、なぜだか筆記合格でした。これから準備します」と言う主旨の連絡を3名から受けています。
私は、白紙で出したのならともかく、択一がOKで、論文を最後まで書いたのなら絶対に口頭試験の準備を進めて下さい。と言うようにしています。
先ず、業務の詳細を読み返して下さい。
そして、行間を説明する文章を書いて下さい。
必ず、一回は文章に起こして下さい。
長さは800文字~1,000文字です。
3分程度と言われます。
かなり流暢に話すことができれば1,000文字以上話せますが、緊張もあってそうは行きません。
つっかえると800文字でも怪しいです。
とにかく場数を踏んでトレーニングするのが一番良いのですが地方の方だとそれも難しいでしょう。でも、今は、SkypeやZoom等のビデオ会議システムを使用した模擬口頭試験もあります。なるべく別な講師の模擬試験を最低2回受けて下さい。
私は、元々人とのやりとりが苦手な方でした。
そのため、機械部門の模擬口頭試験を6回。
さらに、併願でしたから、総監講座の模擬口頭試験を5回も受けました。
リアルもネットも両方です。
せっかく筆記に受かったのですから、なんとしても口頭試験を突破したいと思いました。
まあ、その甲斐あって口頭試験もダブルで受かりました。
当時は時間も一般部門で45分。総監部門で30分ありました。
何を質問されるか分りません。
時事ネタもあり得ます。
自宅は埼玉で、渋谷まで1時間半程度掛かりますから、家を出るときコンビニで新聞を3紙購入して渋谷の駅に着くまでに読みました。
とは言え、そのときの試験では時事ネタの質問はゼロでした。
まあ、何を質問されるか予測しても当りません。
しかし、しっかり準備を進めるとそれが自信に繋がります。
不安な表情でオドオド解答していたら、試験委員はあなたを不合格にするでしょう。
技術士になったら、科学技術の向上と国民経済の発展に資することを求められているのです。
あなたの能力をしっかり示し、試験委員を安心させて下さい。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。