口頭試験の頻出問題3

今回も、口頭試験対策をご説明します。
ときどきあるのですが、技術者倫理に関する質問です。3義務2責務を問う質問はおおく有ります。
しかし、その変形バージョンというか、発展型の質問があります。

2018/09/27

口頭試験の頻出問題3

例えば
「技術者倫理の中で最も重要なものはなんですか?」
「3義務2責務の中で、あなたは何を重視しますか?」
「最も重要な技術者倫理はなんですか?」
「コストが掛かって、公益確保ができないかのうせいの有るとき、あなたならどうしますか?」
こんな質問です。

これをセミナーで話すと、必ず質問されます。
どれが重要ですか? と言う質問です。
しかし、この質問には正解がありません。

3義務2責務のどれを選んで解答しても良いのです。
ただし、論理的な説明をつけて下さい。
納得できる説明であれば、試験委員は頷いてくれます。

公益確保でも、信用失墜行為の禁止でも良いのです。

公益確保を選ぶ人が多いのは事実ですが、技術士制度そのものの信用を失っては、全てが終わりです。
ですから、信用失墜行為の禁止を選んでも良いのです。

また、コストと安全性は、相反する場合が多いのですが、無制限に費用を膨らませるのも間違いです。
リスクは計算しなければなりません。

何でも、安全第一と答えないようにして下さい。
追突しても怪我をしないようにと、普通の自動車を装甲車にすることはないはずです。
エンジニアは芸術家ではないのです。
極限を求めるのではなく、バランスを考えて下さい。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。