評価を気にしても仕方がない
そもそも、青い顔で
「どうでしょうか? これで受かりますか?」
と訊いてくる方に、
「これはムリですね」
とは言えません。
あるいは、良い出来だなと思っても
「これなら受かります」
とはやはり言えない物です。
人に依っては人生を賭けている場合もあります。
お気軽に言えることではないのです。
そもそも、試験委員は二人で採点しますが、
点数が一致することはないそうです。
元試験委員から伺った話ですが、
A~Cの評価は、意見が分かれた場合二人で相談すると言うことでした。
しかし、どうもこれは昔の話のようです。
今は、お互いに点数を付けて事務局がそれを纏めているようです。
考えて見ればそのほうが早いし、合理的です。
ただし、合計するのか平均するのかその辺りは分りません。
いずれにしても、二人の試験委員が評価して、
点数が常に一致することもないようです。
ですから、他人の評価を求めてはいけません。
その苦しさに耐えて下さい。
それも技術士になるために必要なんです。
自分のことを言いますと、私は誰にも評価を求めませんでした。
また、私の頃は、筆記試験に受かった人が「技術的体験論文」を提出する決りだったので、
筆記試験のあともやることが有ったのです。
8月末頃から書き始めてVer1.0~19まで修正しています。
今の「業務の詳細」と異なりA4用紙1,500文字で2枚でしたから、それなりに時間も掛かりました。
4ヶ月弱で19回も修正していますから、週に1回以上です。
とにかく、口頭試験に進むことを想定して、論文を完成させました。
また、これは人にも見て貰いました。多分5~6人に見て貰ったはずです。
これも、正直言いますが、見て貰って良かった場合と、全く何の意味もなかった場合があります。
現在の試験では、申込み書提出の段階で「業務経歴+業務の詳細」を提出しています。
ですから、あとは口頭試験を待つだけになって、なおさら筆記試験の評価が気になるのだと思います。
もう一度、言いますが耐えて下さい。