簿記検定の概要とは
日商簿記検定は、日本商工会議所が主催する簿記に関する技能を検定する試験です。
各級の特徴は下記のようになります。
3級
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簿記の基礎知識が身につきます。 商店・中小企業の経理事務を担当する上で必須のスキルです。一般企業の経理部門だけでなく、営業部門、管理部門でも習得した知識を活かすことができます。
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2級
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就職や、転職で高い評価を得られる可能性が高まります。 株式会社の経営管理に必要な財務諸表を理解する力を身につけることができ、自社や、取引先の経営状況を読み解くことができます。
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1級
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簿記のスペシャリストとして高く評価されます。 商業簿記や工業簿記の応用はもちろん、会計基準や会社法などの法的知識を理解し、経営分析につなげるスキル獲得に役立ちます。
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受験資格
年齢・性別・学歴・国籍・経験等による制限はありません。
※1級・2級からの受験や、2・3級の併願受験も可能です。
検定のスケジュール
■統一試験
簿記2・3級の検定試験は、年に3回実施されます。
簿記1級は年2回です。(6月と11月)
受験出願期間や出願方法、合格発表の時期などは、各商工会議所により異なります。各商工会議所にお問い合わせください。
級
| 試験日
| 受験申込開始時期
| 合格発表
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1~3級
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6月第2日曜日
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4月下旬頃から
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6月下旬から7月下旬
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1~3級
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11月第3日曜日
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9月上旬・中旬頃から
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12月上旬から1月下旬
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2~3級
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2月第4日曜日
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12月中旬頃から
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3月上旬から3月下旬
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※申込開始時期、合格発表時期は、受験地の商工会議所によって異なります。詳しくは各商工会議所にお問い合わせください。
■ネット試験(CBT試験)
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2級
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3級
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試験時期
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随時受付中 ※
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随時受付中 ※
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申込開始時期
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テストセンターの空き状況にあわせて随時実施
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合格発表時期
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試験終了後、即時判定
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※商工会議所が定める認定会場(テストセンター)で試験が実施されます。
※各会場ごとのスケジュールは、CBTS受験予約サイト「テストセンター空席照会」から確認できます。
※現時点で簿記1級のネット試験はありません。
※CBT試験(ネット試験)について、年4回の受験停止期間を設けることが発表されています。
【受験停止期間】
CBTSの案内をご確認ください
https://cbt-s.com/examinee/examination/jcci.html
簿記2・3級はネット試験が導入され、統一試験も年に複数回行われますので、合格のチャンスが非常に多い試験といえます!
試験科目
級
| 試験科目
| 試験時間
| 合格基準
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3級
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商業簿記
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60分
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100点満点中70点以上
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2級
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商業簿記・工業簿記
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90分
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2科目合計70%以上
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1級
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商業簿記/会計学・工業簿記/原価計算
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商/会90分 工/原90分
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4科目合計で70%以上 (1科目ごとの得点が40%以上)
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検定会場
全国の商工会議所が指定する会場で実施されます。
受験料
日商簿記検定試験の受験料は以下の通りです。 2019年11月の第153回試験以降、受験料には消費税率10%が適用されます。
試験等級
| 初級
| 3級
| 2級
| 1級
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受験料(10%税込)
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2,200円
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2,850円
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4,720円
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7,850円
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※CBT試験では事務手数料550円(10%消費税込)が別途発生します。
新たな日商簿記検定について
詳しくはこちら「日商簿記検定 筆記試験とネット試験のちがい」をご覧ください。