税理士 合格者の声

簿財２科目合格

マイノートは、直前期にも、繰り返し解くべき問題をメモしたり、間違えた内容を書き留めたりして活用しました

簿財2科目（合格＋直前対策）を受講しました。

スタディングを選んだ理由は、地方在住で予備校も近くにないこと、オンライン学習教材が充実しているスタディングなら働きながら合格を目指せると思ったからです。また、低価格なのも大きな魅力でした。
気軽に始められるスタディングでなければ、税理士試験に挑戦しようとすら思わなかったかもしれません。

学習スケジュールに関しては、まず、直前対策の開始時期（ゴールデンウィークごろ）までに一通りの内容を固めることがポイントだと思います。
直前時期は、本番形式の問題を繰り返し解くことが大切なので、この時期までに基礎が固まっていることで非常にスムーズに試験本番まで学習できました。

まず、直前期以前の計算の学習については、講義動画→トレーニングをセットでこなして、これにプラスして、マイノートで論点まとめを作成しました。論点まとめは、講義のテキスト部分を参考に、講義内容の要約や理解しづらかったこと、トレーニングで引っかかったところなどをまとめたものです。
論点まとめは、講義テーマごとに作成したので、最終的には53のマイノートができました。

講義は膨大なので、どうしても先に先に進んでいくと、以前学習した内容を忘れてしまいます。しかし、マイノートを作っておくことで、スキマ時間にさっと論点の復習が行うことができ、とても重宝しました。講義ごとのテキストは、とても丁寧な解説でわかりやすいですが、テーマでも何本かに分かれているし、丁寧すぎるので、内容をある程度理解してからのスピード重視の復習には不向きかなと思います。
このマイノートは、直前期にも、繰り返し解くべき問題をメモしたり、間違えた内容を書き留めたりして活用しました。

あとは、テーマ別演習をとにかく繰り返し解くことです。マイノートでの論点の復習は便利でしたが、やはり実際の問題で計算しないと得点は取れないので、これは必須です。
テーマ別演習だけでは問題数が少なすぎると思われるかもしれませんが、このテーマ別演習は、その論点のエッセンスが非常に凝縮されています。なので、これを半ば無意識で解けるまでにしておくことで、直前期の問題演習にスムーズに対応できます。テーマ別演習は、問題を見た瞬間、解法が頭に浮かぶまでやってください。そして、それを維持するために定期的にまた解き直してください。

なお、トレーニングについては、内容的に基礎的すぎるので、講義で初めて学習した後の問題演習としては最適ですが、テーマ別演習のように繰り返し定期的に解き直す必要はないと感じました。自分の場合、トレーニングは通算2回、苦手な論点でも3回くらいしか同じものは解いていません。
ただ、テーマ別演習は、どれも10回以上解いています。

次に、直前期の計算ですが、これは、中村先生もおっしゃっていますが、直前対策の答練を繰り返し解くことに尽きます。
私は、第1回〜第3回の過去問は、3回程度、それ以降の答練は7〜8回繰り返して解きました。
直前対策のリリース以降、1日1回分解くようにすると大体これくらいの回数解くことになると思います。
時間がある時は、簿記論2時間、少ししか取れない時は、財表の計算を解きました。
総合問題を1日1題は解くようにすると、総合問題の解き方が体に染み付いて、ケアレスミスも激減します。
この時に重要なのは、解き方をパターン化することです。
私の場合、まず、税率や端数処理の方法などを前TBの右上にメモする→前TB、後TB（簿記論の場合）の科目の確認→後半から問題をザッと読み、どれから手を付けるか考える（簡単なものからA→B→Cとランク分け）→Aランクから解いていくといった具合です。
パターンを決めていたことで、本番の緊張感の中でも、いつも通り、解き進める事ができました。

次に、理論対策ですが、直前期も含めて、全般として理論暗記ツールを繰り返すだけでした。
自分が行った具体的な学習方法ですが、まず、理論暗記ツールの内容をネット上の読み上げプログラムで音声化しました。（今年からスタディングからも公式に発売していただいたようですね）
これを通勤の車の中やランニング中など、画面を見る学習ができない時に繰り返し聞きました。
もちろん、暗記ツール自体もスキマ時間に確認し、最終的には暗唱できる程度にしました。
このようにして、理論暗記ツールをちゃんと暗記できていれば、あとは、それを問題に応じて、紙に上手くまとめる練習をトレーニングやテーマ別演習で行えば、完璧です。
理論は、上記の暗唱を続けるだけで、直前期だからといって特別なことはしませんでした。

長々と書いてしまいましたが、私の経験が、これから受験される方の助けになればとても嬉しいです。
最後に、私を最高の結果に導いてくれた中村先生とスタディング運営の皆さんに心から感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。