不動産の取引は非常に高額で、公益性も高いものです。そのため、不動産会社などの「宅地建物取引業(以下「宅建士業」)」は、一定の基準をクリアして免許を受けたものでなければ行なうことができない仕組みになっています。
そして、免許を受けるための条件の一つに 「事務所ごとに、従業者の5人に1人以上の割合で、専任の宅地建物取引士を設置しなければならない」 というものがあります。このことからも、「宅建士」は「信頼のおける、不動産取引のプロ」として認められており、非常に取得価値が高い資格であると言えます。
また、「宅建士」は民法・建築基準法・税法など、さまざまな法律の知識も求められます。これらの法律の知識は宅建士業以外のビジネスの実務にも生きることから、「宅建士」は不動産業界だけでなく、あらゆる業種に勤める人にも人気となっている資格です。その結果、数ある国家資格の中でも受験者数が最も多い資格となっています。
「宅建士」を取れば、不動産取引のプロとして認められます。不動産会社に勤務している人であれば、名刺に「宅地建物取引士」と記すことができますので、お客様の信頼を得て業務を行なうことができるようになります。
また、さきほどの「事務所ごとに、従業者の5人に1人以上の割合で、専任の宅地建物取引士を設置しなければならない」という条件があることから、「宅建士」を取れば不動産会社から重宝されます。これまでの給与に「宅建士手当」がついて収入アップ、というメリットも期待できます。 もちろん、宅建士業の免許を取得して独立開業もできます。あなたが「宅建士」を持っていれば、事務所が一つで従業者があなたも含めて5人以内の場合、他の要件を満たせばすぐに開業することができます。
そして、宅地建物の取引は、生活の基盤である「衣・食・住」の「住」の部分を受け持つ重要な仕事です。「宅建士」を取れば、その重要な仕事に「信頼のおけるプロとして認められた者」として携われることになりますので、社会的なステータスも十分に得ることができるでしょう。
さらには、最近では「サラリーマン大家さん」という言葉があるように、サラリーマンによる「不動産投資」も注目されています。したがって、そのような「不動産投資家」を目指す人にとっては、「宅建士」を取ることで、必要な専門知識を得た「プロの不動産投資家」として成功する足がかりとすることもできます。
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不動産会社「宅建士」を取った人が活躍できるフィールドの筆頭は、何と言っても不動産会社です。 中には、「宅建士」を取らないと管理職に昇進できない不動産会社もあるようです。そのような会社では、「宅建士」を取ることがキャリアアップするための条件とも言えます。 |
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独立開業「宅建士」を取れば、事務所が一つで従業者があなたも含めて5人以内の場合、それ以外の「宅地建物取引業の免許を得るための要件」を満たせば、すぐに開業することができます。 実際、ある程度不動産会社に勤務したのちに独立開業する人はたくさんいます。 |
不動産投資家「宅建士」を持っていないと不動産投資家になれないわけではありませんが、不動産取引の知識を持たないままに不動産投資をするというのも考えものです。したがって、不動産投資家を目指す場合にも「宅建士」は取っておいたほうがよいと言えるでしょう。 |
全くそんなことはありません。
一般企業でも、用地買収や自社ビル・社員寮の売却など、不動産取引をする場面があります。その際には、「宅建士」を持っている社員は企業から重宝されます。
また、たとえばコンビニや外食産業チェーンでは、店舗拡大は至上命題です。その際、「宅建士」を持っていると、出店場所の候補となる土地の所有者やビルのオーナーにも信頼が得られやすくなります。
そして、銀行や証券会社といった金融機関でも「宅建士」は重要です。住宅ローンのための抵当権設定、不動産証券化など、金融機関は不動産業とは密接に関係しています。
このように、「宅建士」は不動産業以外でも生かすことができ、様々な活躍の場があります。