育児と家事をする主夫です。
仕事のブランクを埋めたいと思い立ち、せっかくなら難関資格に挑戦しようと、司法書士試験合格を目指しました。
知人から、本気で「無謀だ」と言われることもありましたが、退路を断って挑戦したことを、今では本当に良かったと思っています。
1.勉強時間
法律はまったくの初心者でした。
2021年にスタディングで民法から刑法までの講座を約444時間かけて一周した直後、育児のストレスでメンタルを崩してしまい、約2年間学習を中断しました。
しかし、子どもが入園したのをきっかけに心身の調子が戻ったので、令和6年7月8日から通園している時間を使って学習を再開し、筆記試験までの1年間で約1,628時間机に向かい、合格を手にすることができました。
司法書士試験(筆記試験)に向けた総勉強時間は約2,072時間(444+1,628)でした。
2.モチベーション
勉強すると決めた時間は、気持ちが乗らなくても、とにかく机に向かうようにしました。頭を使ったり、手を動かしたりしているうちに、自然と集中できることが多かったです。
また、勉強時間を分単位で記録していたので、自信が揺らいだときは、その記録を見返し、「これだけ積み重ねたんだ!」と、自分を励ましていました。
試験直前は、スタディングの記述式添削サービスの採点者の方からの優しいコメントに励まされ、試験に向けて気持ちを高めることができました。
3.勉強方法
学習の約8割はスタディングの教材を利用しました。
[択一]
民法から刑法まで、一度テキストを通読した後は、山田先生の教えに従い、過去問を中心に学習しました。
疑問点などは、少し調べて分からないことはPCのメモ帳にリストアップし、とにかく先に進むようにしました。
リストアップした疑問の多くは、横断的に学習を重ねている間に自然に解消されていきました。
[記述式]
スタディングのテキストって本当に良くできていて、択一の学習をしながら雛形も同時に学べる上、それぞれの雛形に特有の記載事項や添付情報(添付書面)の解説が分かりやすく書かれているので、ストレスなく雛形を覚えることができました。
また、記述式の過去問演習については、まずは時間をかけてでも、基礎知識で一通り解き、解説を概ね理解できてから、書籍で解法を学びスピードアップを図るようにしました。
いきなり解法から入ると、基礎が疎かになると思ったからです。
4.個人的な課題の解消
司法書士試験は、特に午後の部で、スピードが命となります。
ところが、私は過去問演習の中で、問題文を何度も読み返してしまうという癖に気づきました。
これはかなりのタイムロスになると思い、原因を探ると、①知識不足、②脳の情報処理速度の遅さ、という2つの原因があるように感じました。
①については、学習を進めて知識量を増やしていくしかありませんが、②については訓練をしました。
具体的には、スキマ時間などに、妻に口頭で問題を出してもらい、「聞き返さずにそれに即答する」という練習を重ねました。
最初の頃は、簡単な問題でもなかなかすんなり答えられませんでしたが、3ヶ月ほど続けるうちに、多くの問題を聞き返さずに答えられるようになりました。また、図らずも、後々の口述試験の対策にもなりました。
5.スタディングで学習して良かったこと
司法書士試験に挑んでいて、いちばん苦しかったのは、筆記試験後の合格発表までの3ヶ月のヤキモキ期間でした。
そのような中でも、スタディングの勉強仲間の方に同じ気持ちの方がいらっしゃたり、あたたかい言葉に励まされたり…
勉強仲間や卒業生の方と一緒に前進しているという気持ちになれたのは、本当にありがたいことだなぁと思いました。
無我夢中で勉強していた時は、勉強仲間機能を使っていなかったので、もっと早く勉強仲間活動をしていれば良かったなぁと、今更ながら少しだけ後悔しています。素敵な方がたくさんいらっしゃるので。
6.来年の合格者のみなさまへ
偉そうにあれこれ書いてしまいましたが、私が合格できたのには運の要素も大いにあると思っています。
しかし、運を味方につけるためには、
『最後の最後の最後まで諦めない!!』
これがとにかく大事だと思います。
ご自身や周りの方を大切に、共に前進していきましょう!

のぉっつさん
司法書士
2025年合格
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