学習フローに身を任せてただカリキュラムをこなしているだけでよく、インプットとアウトプットのバランスが絶妙で知識をどんどん吸収しているのが実感できました
2020年の10月に勉強を開始し、2021年にストレート合格しました。
労働者側だけでなく、経営者側の立場になって会社や労働、お金に関しての体系的な知識を身に付けたい、と思ったことが中小企業診断士を志すきっかけでした。
とはいえ全く知識のない分野が6科目あり(情報システムは資格による免除制度を利用できました)、しかも答えの分からない超難関の2次試験まで待ち構えているとあっては、独力で立ち向かうには分が悪いと判断し、STUDYingの力を借りることにしました。
スタディングでの学習はとてもスムーズでした。学習フローに身を任せてただカリキュラムをこなしているだけでよく、インプットとアウトプットのバランスが絶妙で知識をどんどん吸収しているのが実感できました。
1次試験の学習内容はこれまで自分が勉強してきた内容とは全く異なる分野で、とても興味深いものばかりでした。特に経営理論と財務会計の知識は、これらの知識を身に付けられただけでも中小企業診断士を志してよかった、と思えるほどに役に立つものばかりでした。反面、経営法務は暗記が苦手なこともありかなり手を焼きました。
1次試験はほぼSTUDYingのコンテンツのみで通過することができました。過去問の数が心許ないと感じ追加で3年分くらい外部から調達しましたが、そのくらいです。勉強時間はおそらく300時間ほどだと思います。
1次試験の解答発表後から2次試験の勉強を始めました。ここではSTUDYingだけではなく、某ベストセラー合格答案集や事例4計算問題集、果てはインターネットの情報まで総動員して約3か月を過ごしました。1日2時間で1事例を片付けるペースで進めていたと記憶しています。STUDYingのテキストでは模範解答は1つですが、制約条件や与件文要素の拾い方など、解答に至るまでのロジックの組み立ての納得性が高くとても参考になりました。
試験後は全く手ごたえがなく問題や他の受験者の感想を聞くのも嫌なぐらいでしたし、再現答案など作る気も起きませんでした。人生においてセンター試験の次ぐらいに2度と受けたくない試験だとも思いましたから、奇跡的に合格受験番号の一覧に自分の番号が載っていることを目撃した時は、おそらく人生において大学合格の次ぐらいにうれしい瞬間だったと思います。おそらく事例4のラスト5分で空欄を埋めたCVP分析が合否を分けたのではないかと自己分析しています。
社会人になって勉強をやめてしまう人間が9割の中で、これから中小企業診断士を志す方はそれだけで殊勝で立派だと思います。やるからには言い訳できないほどの「準備」をして試験に臨んでほしいと思います。それでたとえ厳しい結果に終わったとしても恥ずかしいことなんて一つもないですし、倒れず立ち続けている限り負けではありません。