私には中小企業診断士試験合格に必要とされる経済学や経営学、コンピューターといった知識や職務経験がなく、全くの門外漢です。
そんな私が昨年の8月に偶然スタディングと出会い、最短で合格できたのは、まさに「ポケットの中の奇跡」ていってもいいかもしれません。
そんな奇跡の軌跡、1年超の学習で感じたことや心がけたことについて体験談として書かせていただきます。皆さんに参考になれば幸いです。
まず、お伝えしたいことは、「あきらめない」です。
あきらめてしまえば、そこで終わります。
もう、結果がでることは完全になくなるのです。
中小企業診断士試験の学習範囲は広大で、どうしても理解や記憶に苦労する科目や論点が出てくると思います。遅遅として進まない学習に嫌気がさして受験を辞めたくなることも
何度もあるかもしれません。でも苦手科目で苦労をしているのは、みんな同じです。
そんなときは、いったんその論点の学習を置いて、違う論点の学習や体を動かして気分転換をする、また勉強仲間の投稿を読んで力をもらうこともとても有効です。
どうしてもわからなかった論点も時間をおいて再学習をすれば、あっけないほど簡単に理解ですることもよくあることです。
長丁場の学習になりますが、絶対にあきらめることなく、自分の力を信じて最後まで学習を継続してください。
二つ目は計画をしっかりと立てることです。
当初、私は4月末までに講座をすべて終わらせてあとは復讐や学習範囲を少し広げる計画を立てていました。
とはいえ、計画はとかく予定通りには進まないもので、実際に終わったのは5月の連休明けでした。
そのあと、スタディングの模試を受けたのですが、この模試がまた曲者でして、これまでの講座で触れていない論点からも平気で出題されているのです。
「おいおい、このままで大丈夫なのか」正直これには焦りました。
そこからは、模試の解説を見ながら、カバーできていない論点の学習です。
そうこうするうちに直前対策として14冊のテキストが送付されてきました。
あろうことか、とういか予想通りというか、その直前対策にも新鮮な論点が、しっかりと入っており、結構インプットに追われることになりました。
そんなこんなで、計画では余裕があったはずなのに、実際は5月中旬からはまさに試験対策一色の生活になってしまいました。
さてこんな話を聞けば皆さんの中には不安になられる方もおられるかもしれませんが、
スタディングの教材をしっかりとやれば、一次試験を突破できると思いますし、現に私も合格点をとることが出来ました。
今考えると、受講生が試験直前に下手に学習範囲を広げすぎないように配意されたプログラムスケジュールを採用しておられたのかなとは思います。(いい方に解釈しすぎ??)
初めてスタディングで学習される方はこのようなスケジュールを念頭において学習計画を立てることをお勧めします。
三つ目は、2次試験対策です。
よく、2次試験を意識した1次対策が重要を言われますが、まさにその通りです。
少なくとも1次試験の合格発表まで待っていたら絶対に間に合わないと思います。
とりあえず、早い段階で最低でも2次試験の過去問4科目一年分を解いて、2次試験のイメージだけはしっかりと持っておいてください。
2次試験では、知識を知っているだけではだめで、実際に使いこなすことが要求されます。
私がやっていたのは、イメージトレーニングです。実生活のなかで、学習したことを使い
企業やSWOT分析や対策を考えていました。
この会社の強みはこれだな ドメインは○○だろう この棚割りはどうかな等、教材には事欠きません。
これは机に向かう必要もなく、買い物やテレビのコマーシャル、経済ニュースを見た時などにあまたの中で考えるだけでも効果はあります。また各論点を思い出すことにもなりますので、復習にもなります。
また、財務、会計は早めに対策を始めるのがいいと思います。
1次試験と違い、選択試験ではないので最後まで間違えずに計算することが必要です。
また途中の計算式を書く問題もよく出されます。
さらに問題数が少ないので、計算ミスや勘違いが致命傷になります。普段から正確に計算をする癖を身に着けておくことをお勧めします。
また、ちゃんとした電卓をお持ちでない方はこれを機に電卓を購入してください。
あと、財務会計の対策においてバイブルともいわれる本『意思決定会計講義ノート』大塚宗春先生著があります。とてもいい本です。すこし難しく感じられるかもしれませんが、最低この程度は押さえておかないと2次試験対策としてはいささか不安です。
またこの本ですが、1次試験終了直後から、市場在庫が激減して入手不可能な状態になります。
事実私もネットのプレミア価格で入手するはめになってしまいました。見かけたら早めに購入されるほうがいいかと思います。
余談にはなりますが、時計は必ず持って行ってください。
私の時計はスマートウォッチなので、当然試験会場では使えません。
当然準備しておくべきだったのですが、試験会場には大きな時計があってその時計に従って試験をするのだろうとタカをくくっていたのです。
ところが…オーマイゴッド、会場についてみれば時計がないのです。
そこから慌てて、近くのコンビニで小さな目覚まし時計と電池を購入するはめになりました。
このときほど、趣味でマラソンを走っていたことに感謝したことはないかもしれません。
もちろん出費も痛かったのですが、もしも、コンビニで時計が売っていなかったらと今思い出してもぞっとします。
冒頭でも書きましたが、学習前は合格にもっと遠いグループでした。それが最短で一発合格できたのはスタディングとの出会いがあったからだと思っています。
それぞれの性格や生活スタイルなどにより最適な学習方法や教材は異なるとは思います。
ただ、仕事や生活が不規則でまとまった勉強時間の確保が難しい人にはスタディングは
適した教材だと思います。
また、合格に必要な論点に絞り込んでいる点も最短合格ができた要因です。
講師の先生、スタッフの方々、そしてともに頑張ってきた学習仲間の皆様には心より感謝申し上げます。ほんとうにありがとうございました。
最後になりしたが、今学習されている皆様の合格を祈念いたします。
福西政彦さん
中小企業診断士
2019年合格
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