◆ カードを作って暗記する
◆ テキストに蛍光ペンで線を引いたり、書き込みをする
それぞれメリットがある方法ですが、すべてをやろうとすると相当な時間がかかります。
特に、サブノートやカードによる学習は、書くことで記憶に残りやすくなりますが、作成に時間がかかるという問題があります。逆にテキストに線を引いたり、書き込みをする方法は、簡単にできるため時間はかからないのですが、記憶に残りにくく、知識も整理されない傾向にあります。
限られた時間の中で効率的に学習するためには、様々なものに手を出しすぎず、学習ツールを絞り込んだ方が良いと思います。そして、忙しい方に最適な学習ツールとして推奨するのが、「学習マップ」による学習法です。
学習マップは、一般にマインドマップ(R)とも呼ばれ、最近各種の本や雑誌などで取り上げられているため、ご存知の方も多いかもしれません。上の図のように、中心のテーマから周囲に枝葉が伸びているような図が学習マップです。キーワードを線でつなげて体系や関連を表します。また、覚えやすいように自由に色をつけたり、記号や図を記入することも可能です。
学習マップにより知識を体系的に整理し、くり返し復習することができます。また、過去問や問題集で間違えた箇所などを、新しい枝として追加していくことにより、知識を発展させていくことができます。 この学習マップによる学習法には、以下のようなメリットがあります。
◆ 作成するのに時間がかからない
◆ 知識が体系的に整理でき、2次試験にも役立つ
◆ キーワードが絞り込まれており、圧倒的に短い時間で復習できる
◆ 過去問や問題集で得た知識を、後で追加することができる
◆ イメージ記憶を使った記憶法なので覚えやすく忘れにくい
このように、限られた学習時間で短期合格を目指す方に最適な学習ツールが学習マップなのです。
学習マップを活用した学習法は、「中小企業診断士 加速学習法」の冊子の中で詳しく解説しています。